変わる季節-キモチ- ページ16
「家帰ってて。後で行く。((ﾎﾞｿｯ」
「了解。夜ご飯準備して待ってる。((ﾎﾞｿｯ」
「多分あいつらも来る。」
「わかった。」
Aとは別の方向に別れる。
周りに人気がなくなったのを確認してから2人に話しかけた。
「主題歌聞かせにあいつの家行ってくる。」
「ボクも行きたい。」
「俺も。楽のこと見張ってないと。」
「そういうと思ったよ。A、夕食用意してくれるってよ。」
「あの子、自炊できるんだ。」
「あいつ意外と女子力高いからな。手芸とかも出来るし。」
「いいね、女の子っぽい。」
Aについての話で盛り上がりながらAの家に向かった。部屋番号を入力しインターホンを鳴らした。
《はーい。》
「俺。」
《鍵開けるね、勝手に入ってきてー。》
「おっけ。」
「俺の一言で通じるんだね。」
「傍から見たら詐欺だけどね。」
「声でわかるらしい。行くぞ。」
Aの部屋に入ると、相変わらず少女趣味だった。
「どーぞー。寛いでー。」
「凄い女子な部屋だね。」
「あははっ、こんな年してどうなのーって感じだけど、自分だけの空間だから好きなものにしていいかなぁ？って。」
「いいと思いますよ。Aさんに合ってる。可愛い。」
「ありがと。そう言ってもらえると嬉しいよ。(笑)」
「これ、主題歌。一応新曲になるんだけどな。タイトルは“変わる季節-キモチ-”」
「季節って書いてキモチって読むんです。」
「俺たちにしては珍しい曲調だよね。」
「どちらかというとMEZZOっぽいよな。」
「聞かせてー。聞きたい。」
「ああ。」
いつからだろう
何故なんだろう
知らないときから
君を好きになってた
春夏秋冬と変わる季節のように
少しずつ…少しずつ…
好きだよ好きだよ
離れたくないんだ
愛しくて愛しくて
君を傷つけてしまう
どうしたらいいんだ
愛は変わっていく
怒りや憎しみへと
だけどそれすら、君への愛なんだ
「なんていうかほんとに恋愛ソングだね…。リアルな恋を歌ってる気がするよ。」
「怒りや憎しみへと変わってく。確かにな。誰かを好きになると、そういう気持ちも持っちまうよな。」
「そうだね。相手を想うが故に傷つけてしまうことだってあるだろうし。」
「夢がないって言われそうな歌詞でもあるけどね。」
「私は好きだよ。夢だけじゃ物足りないでしょ？ちゃんと現実も見せなきゃ。それぞれのやり方でね。」
―――――――――
歌詞は自作＆てきとーです
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釉月(プロフ) - あやかさん» 誰になるか楽しみにしててくださいね！読んでくださってありがとうございます！ (2017年11月6日 21時) (
レス) id: 9b5d640996 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - 誰が好きなのかすごい気になるね (2017年10月31日 22時) (レス) id: 90d3cfd55f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：釉月-ゆづき- | 作成日時：2017年10月31日 21時
