第二十八話、もふもふが大好きです ページ30
ディアソムニア寮から走ってラウンジへ行こうとしたが、
まぁ、道が分からなくなり、体力も持つはずがなく、歩いて寮内を散策していた。
ただの阿呆ですね。
早くラウンジへ行きたい。
男装の効果もなくなってしまった。
なくなれといったのは私だ、もうヤダ、阿保よりも馬鹿だ私。
そのせいで凄い見られるんです。
いやね、無視してください、うん、無視しろ。
うん。それよりさ
「ここって……どこ？」
「ど〜も〜？ お困りッスか？ Aさん？」
呟いた直後に明るいけど少し意地悪そうな声が真後ろから聞こえた。
また、その声と共に、肩にポンッと手が置かれる。
途端に口から漏れる女らしくない変な声。
「ひぎゃっ…………ストーカー……？」
第一声がそれってどうなんスかねぇ、
と肩に置いていた手をヒラヒラとさせ、呆れたように言う彼。
ハイエナの耳が生えている彼はラギー。
？？
「なぜここに？」
「俺も今日はバイトがあったのと、Aさんが変な方に行ってたからッスね」
やはり鏡の場所は全く違った。
覚えていたら苦労なんてしませんよ。
普段はここに呼ばれたとしても用が済めば自分の部屋に自動的に戻されていて。
要約するとここを探検(？)するのは初めてなのだ。
知らないなら聞いたらよかった？
仰る通りです、すみません。
それはいいとして、ラギーさんと一緒に目的地に向かいます。
ところで皆様、獣人の方々と一緒にいるとつい気になることありません？
そもそも身近に獣人の方がいない？ それは残念。
私だけかな、
「耳がもふもふしててます……」(？)
「おかしな文になってるッスよ」
そう、あの耳。
もふもふですよね、絶対。
触りたいなぁ……と呑気なことを考えていると自然と顔はニコニコになる。
Aの前を少しゆっくりとしたスピードで歩くラギー。
ちなみにAの視線はほぼ常に耳である。
その変な熱い視線にもハイエナの彼は気付くらしい。
ずっと見られるとキツイのか、バッと急に振り返り、口をとがらせて言った。
「さっきから何なんスか！ 耳ッスよね！？ どーぞご自由に！」
正面から大声で言われ驚きながらも、
触っていいことに気付き、さらに表情をぱぁっと明るくするAさんでした。
この満面の笑みを浮かべる彼女が要注意人物だとは誰も気付かない。
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凛雪(プロフ) - ヒバナさん» いつか来るってわかってたけども帰れ← お気に入り登録はありがとう← (2020年7月11日 21時) (
レス) id: b7b3ee48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバナ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったのと、凛雪の好み詰め込んでんなぁって思ったのとヴィル様出してくれてマジ感謝←お気に入り登録しとくね〜← (2020年7月11日 21時) (レス) id: 4ed4c826df (このIDを非表示/違反報告)
凛雪(プロフ) - ゆきなさん» 本当ですか！？ 私もフロイド好きです！ 性格など頑張りますね。 (2020年4月17日 9時) (レス) id: 21ba262ac5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - フロイド好きです！ (2020年4月17日 2時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
凛雪(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！ ラギー君です！ 口調とか頑張ってます… 読んで下さりありがとうございます！ (2020年4月16日 16時) (レス) id: 58b35323d4 (このIDを非表示/違反報告)
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