第二十七話、目をそらしてくる ページ29
・・・・
「言われてみればそうじゃな。Aのユニーク魔法を知っていたから呼んだのだ」
「それで呼ばれて初めてお二人に出会ったので」
リリアの服にしがみ付き、隠れながら言う。
この言葉にぽかんとする二人。
その顔初めてみました。
「あの、」
顔だけ彼らに見せて、なにかを尋ねようとした、が。
「「なんだ」」
少々不機嫌な二人の声。
珍しく二人の声が揃った。ただそれだけなのに何故かまた二人が睨み合う。
慌てて再び二人を止めようと思ったAだが、彼女もやはり人間。
しかも一応NRCにいる一人。
他の一部生徒よりはマシであるが、何か変わっているのは当たり前。
「リリア様、許可を。彼らの記憶を消して戦い自体を無かったことにしましょう」
その言葉が耳に入り、急に黙ってリリアの方を見る二人。
まるでやめろ許可するな、と言いたげな顔だ。
リリアも彼自身の後ろにいる彼女の言葉に驚いた顔をしながら彼女を見たが、
二人を見たすぐ後にふっ、と笑い、口を開く。
「まぁ許してやってくれ、A……だが……そうじゃのう？
どうしてもと言うなら許可を出さなくもないな」
「お二人次第ですね」
「Aさんも案外鬼ッスねぇ……」
Aの更に後ろで頭の後ろで手を組んだラギーが言う。
リリアとは違い、彼は笑ったらやばいと感じているのか苦笑いだ。
「……すまない」
「……」
二人もAに自分の何かを操られるのは嫌らしい。
ふんっと二人とも音がつきそうな感じで別々の方を向いている。
謝ったのはマレウスだけ。レオナは謝るつもりは一切無いらしい。
そう、謝るつもりはないが、反省はしているようで。
「……み」
「あァ？」
「何でもないです、ごめんなさい」
と、口に出しかけたら不機嫌そうな返事が。
み、耳が……レオナさんのライオンの獣耳が。
なんて言うんでしょう、こう、垂れてる……？
しかも尻尾もなんか……しょんぼりしてる……？(？)
全体的にしょんぼりとしたイメージが見える。
しかも目を全く合わせてくれないです。
気のせい？ そう思って目を擦りましたが現実でした。
「あ、えと……バイトなのでもう失礼しますね……？」
「そうか。また今度会おうぞ」
リリアが手を振る後ろで寮長二人はしょぼくれていたらしいです。
………………
猫は
目を逸らす=反省の合図
らしいのでライオンもそうかと(？)
第二十八話、もふもふが大好きです→←第二十六話、絵面的にちょっと
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凛雪(プロフ) - ヒバナさん» いつか来るってわかってたけども帰れ← お気に入り登録はありがとう← (2020年7月11日 21時) (
レス) id: b7b3ee48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバナ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったのと、凛雪の好み詰め込んでんなぁって思ったのとヴィル様出してくれてマジ感謝←お気に入り登録しとくね〜← (2020年7月11日 21時) (レス) id: 4ed4c826df (このIDを非表示/違反報告)
凛雪(プロフ) - ゆきなさん» 本当ですか！？ 私もフロイド好きです！ 性格など頑張りますね。 (2020年4月17日 9時) (レス) id: 21ba262ac5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - フロイド好きです！ (2020年4月17日 2時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
凛雪(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！ ラギー君です！ 口調とか頑張ってます… 読んで下さりありがとうございます！ (2020年4月16日 16時) (レス) id: 58b35323d4 (このIDを非表示/違反報告)
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