58話 ページ10
夢主side
美門「とりあえず、昼休みだね。」
『あ、ありがとうございました。美門くん』
昼休みになり、美門君が机を私から離すときに、とりあえずお礼をいった。
美門「ございました。って、なんかよそよそしいなwタメ口でいーよw。あと、翼ってよんで!俺もAってよぶから!」
『、、え』
美門「じゃ、後でね」
彼はそう言い残して、走って行ってしまった。なぜこう上手くいかないのだろう。
お昼は1人で食べ終え、次は体育のようだ。場所がわからないが、女子は私のことをあまり良い目で見ていないのはわかる。
彩「Aさん。」
『立花さん。久しぶり』
急に話しかけてきたのは立花さんだった。あの、キーホルダーの事件の時以来だったか。
彼女はクラスでは話しかけないでオーラ?のような感じだったので話しかけなかったのだが、、
彩「急にいなくなっちゃって、心配してたんだよ。黒木くん達も」
『べつに、かかわらないでとは言ったはず』
彩「、、秀明にも来るの?」
『今日からね』
結局、立花さんに体育の場所を案内してもらった。体育ではバスケをやることになった。
女モブ「ねぇねぇ、亜蓮さんさ、ツバサのこと好きになったでしょw」
女モブ「それな!私もそう思う!ツバサ優しいから、勘違いしちゃったんだよw」
女モブ「えー、ツバサかわいそう!」
何人かの女子が集まって、わざと聞こえるように喋ってるのが聞こえてきた。
彩「あ、あのさ、気にしなくていいと思うよ。」
立花さんが、気を使うように私に声をかけてきた。
____________
立花side
あの、キーホルダー事件の後、Aさんは急に姿を消してしまった。
学校に行ってもずっと休みになっていて、黒木くんが探してみるといったものの、黒木くんでも全く情報が手に入らないらしい。
それからしばらくがたった今日、突然Aさんが登校してきて自己紹介をしていたのだ。
久しぶりのAさんは、相変わらずの素っ気ない態度だった。その上、あの人気者の翼の隣の席になってしまう。
何より、とてもミステリアスな感じでクールなのに、どこか幼さのような可愛さをもつAさん。女子グループの的になってしまうのはあっという間だった。
私がAさんに声をかけた時も、女子グループからわざと聞こえるように嫌味を言われていた。
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奇 - 超超超超超超超超超面白かったです (7月20日 14時) (レス) @page31 id: 17cecd1d55 (このIDを非表示/違反報告)
奇 - ガンバ! (7月20日 14時) (レス) @page31 id: 17cecd1d55 (このIDを非表示/違反報告)
奇 - 面白いです! 頑張ってください。 (7月20日 14時) (レス) @page31 id: 17cecd1d55 (このIDを非表示/違反報告)
シルクロック - ものすごく面白いです!これからも、応援してます(*^^*) (2021年5月23日 12時) (レス) id: c954b48120 (このIDを非表示/違反報告)
あんな - (続き)頑張りすぎて怪我したり、倒れちゃう夢主ちゃんを黒木くんが叱ったり、黒木くんを夢主ちゃんが必死に守ろうとしたり…。どこか暗い過去を感じる二人の絡みは、想像すると止まりません(笑)長々とすみませんでしたm(__)m参考程度に見ていただけると幸いです! (2021年3月12日 15時) (レス) id: 8be13c14ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウルフ | 作成日時:2021年1月11日 14時