57話 ページ9
夢主side
『あ、美門さん。先程はありがとうございました』
美門「そんなにかしこまらなくて大丈夫だよ！まぁ、俺もこないだ転校してきた感じだし、よろしく。」
彼が私にニコっとした笑顔で話しかけてくれていると、周りからの視線を感じた。
担任「よし、ホームルームは終了だ。」
担任がホームルームを終えて出ていくと、急に私の周りに人が集まってきた。特に女子が
女モブ「ねねね！ツバサと何話してたの！？」
女モブ「それ！私もきになった！」
同じようなことをみんなが聞いてくる。
『、、ツバサ？』
女モブ「美門くんのことよ」
なるほど、美門君と話した時の視線はこの女子達のものか。と1人で納得していると、急に周りの女子が静かになり、1人の女子が私の席に近ずいてきた。
女「あんたさ、ツバサに話しかけられて良い気になってるんじゃねーぞ？」
周りの女子をみるかぎり、このクラスの女子のボスみたいな？存在のようだ。
『わかりました』
こんなとこで面倒事に巻き込まれたくないので、とりあえず返事をしておく。
(ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ)と、一限目の予鈴の音が聞こえ、先生が来たため、皆が席に戻っていく。
先生「よし、はじめるぞー！って、君が亜蓮さんか。俺は英語を教えてる。よろしくな。
教科書ないだろ、隣のヤツに見せてもらえ」
先生が私の方を向いて言ってきたので、こくりと頷く。だが、私の左隣はいないし、右には美門くん。
美門「亜蓮さん、教科書みせるよ。」
ぼーっとしていた私に美門くんから机をつけて見えるように教科書を開いてくれた。またもや女子の視線を感じる。
そのまま少しウトウトしながらもテキトーに授業を受けていると、肩をゆらされる感じがした。
美門「亜蓮さん！亜蓮！！」
気づくと、美門君が小さな声で私を起こしていた。
美門「先生呼んでる」
先生「亜蓮！初日からいい根性だな。26ページの例文和訳してみろ」
面倒だな、と思いながら立ち上がって教科書をみる。心の中で、え、簡単やんと思いながら和訳して呼んでみると、
先生「か、完璧だ。座っていーぞ」
私が椅子に座ると、美門君がまた話しかけてきた。
美門「凄いね。寝てたのにw」
まぁ、つい昨日までは海外で任務してたし。と、心の中で苦笑いをしていた。
そのまま授業が終わり、昼休みになる。美門君は4時間教科書を見せてくれていた。
_＿＿＿＿＿＿＿
文字数( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奇 - 超超超超超超超超超面白かったです (7月20日 14時) (
レス) @page31 id: 17cecd1d55 (このIDを非表示/違反報告)
奇 - ガンバ！ (7月20日 14時) (レス) @page31 id: 17cecd1d55 (このIDを非表示/違反報告)
奇 - 面白いです！ 頑張ってください。 (7月20日 14時) (レス) @page31 id: 17cecd1d55 (このIDを非表示/違反報告)
シルクロック - ものすごく面白いです！これからも、応援してます(*^^*) (2021年5月23日 12時) (レス) id: c954b48120 (このIDを非表示/違反報告)
あんな - （続き）頑張りすぎて怪我したり、倒れちゃう夢主ちゃんを黒木くんが叱ったり、黒木くんを夢主ちゃんが必死に守ろうとしたり…。どこか暗い過去を感じる二人の絡みは、想像すると止まりません（笑）長々とすみませんでしたm(__)m参考程度に見ていただけると幸いです！ (2021年3月12日 15時) (レス) id: 8be13c14ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ウルフ | 作成日時：2021年1月11日 14時
