Loner ? (ページ16)

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「あぁ違うよ、黒田くんは慰めてくれてたの」

深田「…仲良いん？」

黒田「良かったら何？ダメなことでもあんの？」

私に対する問いかけにイライラした様子で答えた黒田くんを無視し深田くんの視線は再び私へと向けられる。

深田「忘れ物取ってくるからちょっと待ってて？」

「え？」

深田「送るよ。この状況で野放しは檜山くんに怒られそうだし」

「それなら大丈夫だよ。ていうか既に野放しにされてる…し」

私の言葉を最後まで聞かず教室へと向かって行った深田くん

「今日は話を聞いてもらえない日なのかな」

黒田「俺を忘れんな(笑)」

「…黒田くん以外」

黒田「ていうか､なんか敵多くね？」

「ごめんね。私が付き合わせちゃったから」

黒田「謝んなよ悪くねえから。嫌われるのも慣れてるし気にすんな」

「私は黒田くんすきだよ」

黒田「あのさぁ… 謝るならそういうとこだよ(笑)」

「また意味わかんないこと言ってる」

黒田「じゃ､あいつ来る前に帰るわ、」

「うん！今日はありがとう」

黒田「おう、もう泣くんじゃねえぞ」

ばいばい！と手を振ったら、黒田くんは心做しか嬉しそうに不慣れに手を振り返してくれた。

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