Loner ? (ページ3)

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檜山「…起きろ､おい､A」

「……ん〜､まってあと3ふん…」

檜山「寝惚けてんじゃねぇよ(笑) HR終わったっつーの」

ほっぺを摘まれ光成に起こされる。どうやらあのまま眠ってしまっていたらしく､私達の他に教室に生徒は残っていなかった。

「……あ､やば｡ふつうにねてた」

檜山「ぶっさいくな顔晒してたから隠しといた」

「ん…？ありがと…」

相変わらず余計な事を言ってくる光成に言い返せるほど頭は回ってなくて､薄ら寝ぼけた状態のまま適当に返事をした。

檜山「はい立って､早く帰ろ」

光成に無理矢理立たされ踵を返すと､私の後ろにもう1人､眠っている人が居ることに気付いた。

「光成､起こしてあげてよ」

檜山「放っとけばいいじゃん」

「相変わらず冷たいなあ」

檜山「冷たくねえよ､起こしたら何されるか分かんねぇし」

「あれ､光成噂とか真に受けるタイプだったっけ」

檜山「冗談(笑)俺職員室に用あるから寄ってくわ､下駄箱で待ってて」

「りょーかい」

私が寝てる間にでも行っとけば良かったのに。なんて思いつつ､寝顔隠してくれてたんだっけ､と思い出す。

…隠さないといけないくらい酷い顔で寝てたのかな

少しダメージを受けたけど今はそんな事よりも目の前ですやすや眠ってる転校生をどうするかだ。

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