会議２ ページ30
「ファッジは権力に物を言わせ、日刊予言者新聞に圧力をかけて、
闇の帝王の復活を認めるものを、こき下ろしている。」とブラック先輩は言った。
なぜだとハリーはみんなに聞く。
「ファッジはダンブルドアに大臣の地位を奪われると思っているんだ。」と言うリーマス。
「おかしいよそれ。まともに考えたら、ダンブルドアがそんなことするはずない！！」
とハリーが言えばリーマスは、
「そう。そこなんだよハリー。今ファッジはまともじゃない。
恐怖で心が歪んでしまっている。恐怖は人を追い詰める。
以前ヴォルデモートが力を得た時は、我々の愛するものが全て滅ぼされかけた。」と言った。
みんなの間に沈黙が訪れる。
「ヴォルデモートは自分の軍団を再構築しようとしている。だが、奴の関心は手下集めだけではない。」
ブラック先輩はそこで咳払いをして、また口を開いた。
「ヴォルデモートはあるものを求めている。「シリウス。」とマッドアイが咎める。
「前の時には持っていなかったものだ。」とブラック先輩がなおも言えば、
「それって…武器のようなもの？」とハリーは聞いた。
ブラック先輩がまた何かを言おうと口を開いた瞬間に、
「やめて、もうたくさん。まだ年端もいかないハリーに。
これ以上言うならいっそ、ハリーを騎士団に引き入れたら？」モリーさんはそう言った。
それを聞いたハリーは騎士団に入りたいと言う。
ブラック先輩はほら見ろとでも言うような顔だ。
「私も、ハリーが騎士団に入ることに賛成ですよ。
危険は伴いますけど、一緒にいる時間が長い分、
逆にハリーを守ることもできますし。」と私は言った。
「あ！学校にはちゃんと来てもらいますけどね。」と私は慌てて付け足す。
「まあとりあえず、ごちそうさまでした。」と言って立ち上がると、
急にひどい頭痛と吐き気に襲われて、私はその場にしゃがみこむ。
「おいおい、大丈夫か？」とブラック先輩が聞いた。
私は返事をすることも出来ず、小さくかぶりを振る。
「とりあえず、落ち着いたら病院に行こう。」とリーマスは私の背中をさすってそう言った。
しばらくジッとしていると落ち着いたので、私はリーマスに支えられながらゆっくり立った。
「顔色が悪いわ。何か飲む？」とモリーさんが聞いたが「大丈夫です。」と私は答える。
「とりあえず病院に行こう。ちょっと失礼するよ。」
とリーマスは言って私をお姫様抱っこした。いつもなら抵抗するが、今はそんな気力もない。
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黒バイ(プロフ) - しらす。さん» 私もやってます！ (2018年5月7日 21時) (
レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 黒バイさん» そうです！ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 83696c3d48 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - ハリーポッターのゲームというのは携帯アプリのことですか？ (2018年5月7日 16時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 霧崎さん» 私の作品を読んでくださり、ありがとうございます。そういうことを言って頂けて、本当に嬉しいです。無理しないように頑張ります。 (2017年12月29日 23時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎(プロフ) - この作品の柔らかな雰囲気が心地よく、好きでした。いつまでも待っていますので、無理をなさらないようにしてください。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 6ee8c035df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月30日 20時
