七夕４ ページ28
私とリーマスが戻ると、みんなはニコニコしていた。
「おかえり。もう大丈夫なの？」とモリーさんは聞く。
「はい。大丈夫です。」と私が微笑みを浮かべれば、
「じゃあ、スティラちゃんも戻って来たことだし、アレをするか。」とフレッドが言った。
今、私のことをなにげにちゃん付けしたよね！？
「悪戯仕掛け人の前でいたずらするわけじゃないよね？」と私は不安になって聞いた。
リーマスとブラック先輩まで悪い顔になってるし。
私が2人にそう注意しても、まだニヤニヤしてるし。
「いくよ。」とジョージが言い、部屋の明かりが消えた。すると、あたり一面に星が散る。
「わあ。すごい！」と私は思わず叫んだ。
「本当。すごく綺麗。」とドーラもうっとりして周りを見る。
「兄貴のことだからどんないたずらをするのかと思ったけどこれは綺麗だな。」
ロンはそう言って、周りを見渡していた。
「どうですか？悪戯仕掛け人から見て。」と私は、
驚いているブラック先輩とリーマスに聞く。
「大したものだ。」とブラック先輩とリーマスが少し悔しげに言えば、
フレッドとジョージはハイタッチをした。
「天文学の先生から見て、この星はどうですか？」とハーマイオニーが聞く。
「位置といい大きさといい完璧だよ。」と私は答えた。
こんな忠実に再現するってなかなかのものだ。
「なんだかんだで一番喜んでるのはスティラだな。」とブラック先輩に言われる。
うん。否定はできないね。
「星が大好きなんです。お母さんの旧姓も星が付いてましたし。」
と私は心からの笑顔で答えた。忘れられないんじゃなくて、本当は忘れたくないんだ。
辛いこともあったけど、それに負けないくらい楽しいこともあった。
なんでこんな大切なことを忘れてたんだろう。
お父さんとお母さんのことを思い出すたびに苦しく感じていたら、2人にも申し訳ない。
「スティラ先生は本当に星が大好きなんですね。天文学の先生にぴったりです。」
ハーマイオニーはそう言って微笑んだ。
「いい息子に育ったもんだ。」とウィーズリーさんはフレッドとジョージを見ながら言う。
確かに…。みんなを笑顔にできるなんて。
そのあとは、みんなでまたワイワイ騒いで眠った。
今日は本当にいい日だった。みんなの願い事が叶いますように。
私は最後にもう一度そう願って、目を閉じた。
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黒バイ(プロフ) - しらす。さん» 私もやってます！ (2018年5月7日 21時) (
レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 黒バイさん» そうです！ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 83696c3d48 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - ハリーポッターのゲームというのは携帯アプリのことですか？ (2018年5月7日 16時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 霧崎さん» 私の作品を読んでくださり、ありがとうございます。そういうことを言って頂けて、本当に嬉しいです。無理しないように頑張ります。 (2017年12月29日 23時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎(プロフ) - この作品の柔らかな雰囲気が心地よく、好きでした。いつまでも待っていますので、無理をなさらないようにしてください。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 6ee8c035df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月30日 20時
