七夕 ページ25
「これってなんの意味があるの？」と短冊を掴んで私に見せてきたのは、ニンファドーラだ。
「日本では七夕って言って、その紙に願い事を書いて笹に吊るしておくと、
その願い事が叶うって言い伝えがあるんだ。あと、星を見る日でもあるよ。
まあ、ニンファド…じゃなくてドーラも、文句を言わずに書いてね。」
私が慌てて言い直すと、ドーラは黙って願い事を書き始める。
今、私はどこにいるかというと、不死鳥の騎士団のメンバーとしてブラック先輩の家にいます。
「あと渡してないのは、ブラック先輩だけかな。」と私が呟くと、
「え？みんな書いてるの？」とドーラは聞いた。
「うん。みんな面白そうだからって、書いてくれたよ。
今ここにいない人にも、わざわざフクロウで送ってきたし。
書き終わったら貸してね。吊るしとくから。」と私が言うと、
「背届くのか？」とニヤニヤしながらブラック先輩が言う。
「届きますからバカにしないでください。あと、ブラック先輩も書いてくださいよ。」
私が言うと、ブラック先輩ははいはいと言いながら書き始めた。
「笹ってどこに置いたらいいんですか？」とブラック先輩に聞けば、
「どこでもいいぞ。」と返ってきたので、みんなに見えそうな所に置いて吊るしていく。
思ったより笹が大きくて、上の方に手が届かない。
クスクスとブラック先輩とドーラが笑っている。
「手伝ってやろうか？」とブラック先輩は聞いて来た。
「…いいです。」と私が言って、背伸びをして吊るそうとすると、
誰かに手を取られて、そのまま短冊を吊るされる。
「あ！リーマス。ありがとうございます。やっぱりあの2人と違って優しいですね。」
私がそう言うとブラック先輩とドーラは、はあ？と言う顔をして、リーマスは苦笑いした。
「スティラが身長低いからでしょう。」とドーラは言う。
「悪かったね身長が低くて。でもなんでこうなったのか、自分でも分からないよ。」
私がそう言って首をかしげると、
「お菓子ばっかり食べてるからだろう。」とブラック先輩は言った。
「じゃあ、リーマスはなんでチョコレートをたくさん食べてるのに身長が高いんですか〜？」
私が小馬鹿にしたような口調で言うと、案の定ブラック先輩はイラっとしていた。
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黒バイ(プロフ) - しらす。さん» 私もやってます！ (2018年5月7日 21時) (
レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 黒バイさん» そうです！ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 83696c3d48 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - ハリーポッターのゲームというのは携帯アプリのことですか？ (2018年5月7日 16時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 霧崎さん» 私の作品を読んでくださり、ありがとうございます。そういうことを言って頂けて、本当に嬉しいです。無理しないように頑張ります。 (2017年12月29日 23時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎(プロフ) - この作品の柔らかな雰囲気が心地よく、好きでした。いつまでも待っていますので、無理をなさらないようにしてください。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 6ee8c035df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月30日 20時
