悲しい真実 ページ21
『お兄ちゃん。』と小さい頃の私はお兄ちゃんに抱きつく。
『ユーリ。』とお兄ちゃんは嬉しそうに笑って私を抱きとめた。
周りでお父さんとお母さんも優しく見守っている。
小さい頃のまだ幸せだった時だ。
時は変わり、お兄ちゃんがホグワーツにいる。
どことなく危険な感じがする男たちとつるんでいた。
ルシウス・マルフォイだ。ということは
お兄ちゃん。この時から変わってしまったんだ。
時は変わり、今度は私たちの家だ。
『こちら側についたら、今よりもっと良くなるはず。』とお兄ちゃんが言い、
『何を言っているんだ。死喰い人側につけだと。目を覚ませオルディン。』
お父さんが怒ったようにお兄ちゃんに言った。
『そうしないと、死喰い人に殺されるんだよ。父さんたちが！！』とお兄ちゃんは叫ぶ。
死喰い人は、お父さんたちをリクルートしようとしてたのか。
『死喰い人側についたら、ユーリはどうなるの。あの子には普通の生活を送ってほしいの。
私は死んでもいい。ただ、ユーリは駄目。オルディンあなたが守ってあげて。お願いよ。』
お母さんがそう言うと、お兄ちゃんは涙目で頷く。
『もうすぐ、死喰い人が来る。僕が…父さんたちを殺さなきゃいけないんだ…。』
お兄ちゃんがそう言うと、お母さんはお兄ちゃんをぎゅっと抱きしめる。
お父さんも2人を包み込むようにして抱きしめた。
『愛してるわ。ずっと。』とお母さんは呟く。
そしてお父さんとお母さんは向かい合うと、お互いに死の呪文で殺しあった。
お兄ちゃんは呆然と立ち尽くす。そんな…。お兄ちゃんは2人を殺してなかった。
私を守るためだったんだ。何もかも…。
お兄ちゃんはその場で泣き叫ぶ。やがてお兄ちゃんはふらりと立ち上がって、
お父さんとお母さんが殺されたように見せかけ始めた。
全部お兄ちゃんが罪を被って、死喰い人側についたんだ。
そうすれば、私は死喰い人にならずに済むし、殺されもしないから。
また時は変わり、私がお兄ちゃんを憎悪のこもった目で見ている。
『お兄ちゃんのせいでお父さんとお母さんはっ…絶対に許さない！』
私がそう言うと、お兄ちゃんはニヤリと笑った。でも少し寂しそうに。
その後、お兄ちゃんと私が凄まじい喧嘩をして、私が気を失った。
そこにおばあちゃんが駆けつける。おばあちゃんは黙ってお兄ちゃんを見つめた。
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黒バイ(プロフ) - しらす。さん» 私もやってます！ (2018年5月7日 21時) (
レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 黒バイさん» そうです！ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 83696c3d48 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - ハリーポッターのゲームというのは携帯アプリのことですか？ (2018年5月7日 16時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 霧崎さん» 私の作品を読んでくださり、ありがとうございます。そういうことを言って頂けて、本当に嬉しいです。無理しないように頑張ります。 (2017年12月29日 23時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎(プロフ) - この作品の柔らかな雰囲気が心地よく、好きでした。いつまでも待っていますので、無理をなさらないようにしてください。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 6ee8c035df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月30日 20時
