愛という名の魔法 ページ17
「本当はもう少し考えてからにしようと思ったんだけど、今君に伝えたくなったんだ。
頼りないかもしれないけど、絶対に君を大切にします。
だから、ずっと僕のそばにいてくれませんか？ユーリ。」
リーマスはそう言って私と同じ目線になると、小さな箱を取り出して中を開ける。
中には、シンプルなデザインの指輪が入っていた。驚きから言葉が出ない。
なんとか私が頷いて見せると、リーマスは私の左手薬指にその指輪を通した。
私はその瞬間に、リーマスに抱きついてキスをする。
「今まで生きて来た中で、こんなに幸せな日はないです。」
私はそう言いながら泣いてしまった。
「泣かないでくれよ。君が泣いていると僕が怒られる。」とリーマスはこまったように笑う。
「そんなこと言われても…。」と私が言えば、
リーマスは私にキスをした。
これが夢なら覚めないで、現実ならずっと続いて…。
「ユーリが離してほしいって言っても、離してなんかやらないから覚悟してね。」
リーマスはそう言って、にっこり微笑んだ。
「リーマスこそ、絶対に離さないでくださいよ。」と私も言って微笑む。
「そろそろ戻ろうか。寒いのに無理させてすまなかったね。」
リーマスはそう言うと、ジャケットをかけてくれた。
「大丈夫ですよ。私、冬生まれですから寒さには強いんです。」私はそう言って笑う。
大広間では、まだダンスパーティーが続いていた。私とリーマスはまた手を取り合って踊る。
私は握られた手をチラッと見て、また微笑んだ。
キラリと光る指輪が、これが夢じゃないということを教えてくれる。
「リーマス…。」と私が名前を呼ぶと、
「なんだい？」リーマスはクスッと笑って聞いた。
「大好きです。」と私はリーマスの綺麗な青緑色の目を見つめて言う。
「僕も君のことが大好きだ。いや…」とリーマスはそこで一旦言葉を切って、
______愛してる。君のことを誰よりも。
真剣な
「…っ！反則ですよ。」と私は恥ずかしさから顔をそらして言う。
「…ユーリこそ、僕を煽るなんてどうなっても知らないよ？」とリーマスは言った。
「煽ってません！」と私が言えばリーマスは意地悪に微笑む。
そんなリーマスも大好きだと思ってしまう私は、
とても厄介な魔法を…愛という名の魔法をかけられているんだろう。
でも、永遠にその魔法が続いてほしい。そう思った。
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黒バイ(プロフ) - しらす。さん» 私もやってます！ (2018年5月7日 21時) (
レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 黒バイさん» そうです！ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 83696c3d48 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - ハリーポッターのゲームというのは携帯アプリのことですか？ (2018年5月7日 16時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 霧崎さん» 私の作品を読んでくださり、ありがとうございます。そういうことを言って頂けて、本当に嬉しいです。無理しないように頑張ります。 (2017年12月29日 23時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎(プロフ) - この作品の柔らかな雰囲気が心地よく、好きでした。いつまでも待っていますので、無理をなさらないようにしてください。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 6ee8c035df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月30日 20時
