第7話 ページ39
Aside
「今から狼裁判を開廷する。」
ウルフの声と共に、第2回狼裁判が始まる。
今回の現状整理はコウが受け持った。
「今回殺されたのは俳優のタクヤさんだ。
彼は何かで撲殺されていた。
殴ったあとの血はかなり飛び散り部屋中に飛んでいた」
「はげしい現場にもかかわらず、目撃者は誰もいないんですね…」
オサムさんがため息と共に眼鏡をくいとあげる。
だが、今回も既に凶器が判明している。それをユキが自ら説明を始めた。
「凶器は植物室の水槽の岩だと思う」
「何でそう思うんだ？」
リツちゃんが首をかしげる。
「コウさんが水槽の中の岩のかけらと思われるものを現場近くから発見したんだ」
「あぁ」
コウが石ころを取り出してみせた。するとミサキちゃんが思い出したように声をあげる。
「そういえば、水槽の岩に変な色のシミがあったの…しかもピラニアちゃんが群がってた」
「俺にA、ユキナリも確認したから間違いない。恐らく、狼は殺害後に水槽に岩を戻したんだろう」
「なるほど〜♪」
リンタロウがふむふむと頷いた。
私たちの話によって凶器が水槽の岩、狼は男という線で話が進む。
「でも、凶器がわかっても誰が持ち出したかは分からないね♪」
「とりあえず、男の中からランダムで誰かを処刑にすると言うのは…？」
「…ちょっと聞き捨てならないなぁ、チエちゃん」
「ひっ！ご、ごめんなさい…」
私は笑みを貼り付けるのも忘れてギリ、と歯ぎしりした。
「今回、ユキが狼に襲われた。何としても、狼を見つけたい」
「え！？」
私の言葉に、全員が動揺した。
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アヤノ(プロフ) - 鈴錬さん» ありがとうございますー！これから頑張ります^_^ (2018年5月27日 20時) (
レス) id: 090e21dff8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 続編がッ…楽しみすぎるッ…！！ (2018年5月27日 19時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！！これからも頑張っていきます…！！(≧∀≦) (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - アヤノさん>>ありがとうございます！！今回もとても凄かったです！！続き楽しみにしてます！ (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3a8da8a787 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» コメありがとうです！これからちょくちょく絡ませていきます…！！ (2018年5月25日 7時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤノ x他1人 | 作成日時：2018年5月14日 21時
