第6話 ページ33
狼に襲われた数時間後、徐々に全員が起き始め騒がしくなってきた。
「ユキ、そろそろリビングに行ってみようか」
「う、うん。そうだね」
リビングへ向かうと、そこにはマキさんにリツちゃん、そしてリンタロウがいた。他の人は別の部屋にいるのだろう。
「おはよ〜」「みんなおはよう」
「あ、おはよう2人とも…」
「うぃーす」
「おはよう♪」
この様子だと、まだ殺人は起きていないのだろうか?
そう思った瞬間。
「キャアアアアア!!」
突然、悲鳴が聞こえビクリと肩を震わせる。
私は平静を装いつつ、急いで上の階へと向かった。
「あ、あれ…」
「ひ、ひどい…」
今度の発見者はチエさんとミサキちゃんだ。
扉の先を見た私は、思わず発狂したくなった。
そこにあったのは、俳優にタクヤさんの死体だ。
そしてその死体は、顔が原型を留めていなかったのだ。
自然と息が荒くなる。
もしかしたら、私達がこうなっていたかもしれない。
ユキが、こうなっていたかもしれない。
あと何度、こんな目にあうのだろう。
あと何度、私は死体を目にしなければならないのだろうか。
私は最後まで、ユキを守りきれるのだろうか?
終わりの見えない不安に、私はユキの前でただただ震えを堪えることしかできなかった。
皆が集まった後、私達は再び探索を始めた。
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アヤノ(プロフ) - 鈴錬さん» ありがとうございますー!これから頑張ります^_^ (2018年5月27日 20時) (レス) id: 090e21dff8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 続編がッ…楽しみすぎるッ…!! (2018年5月27日 19時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!!これからも頑張っていきます…!!(≧∀≦) (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - アヤノさん>>ありがとうございます!!今回もとても凄かったです!!続き楽しみにしてます! (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3a8da8a787 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» コメありがとうです!これからちょくちょく絡ませていきます…!! (2018年5月25日 7時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヤノ x他1人 | 作成日時:2018年5月14日 21時