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「え、えっと!
早速を殺したんですね!」
「うわっ!び、びっくりした…」


どこから現れたのか、メリーが急に喋り出し数人が少なからず肩をびくりと震わせる。


「そ、それでは、ルールに従い今から12時間後に狼裁判を開廷します!
つ、つまり!12時間あげるからその間に誰が狼なのかちゃんとさがしてくださいね!」


それじゃあ、また。
メリーはオドオドと、だが狼ゲームが進行する事に嬉々とした声音を含ませて、その場から消えていった。

私はちらりとユキを見やった。
ユキは深刻そうな顔で俯き、震えを殺すようにパーカーのすそをぎゅっと握っている。


「ユキ」


私は安心させるように、その力んだ手を包み微笑んだ。


「大丈夫だよ、ユキ」


ハッと驚いた表情で私を見上げるユキが、ゆるゆると表情を緩ませる。


「……うん。ありがとう、姉さん」


うん、可愛い。
眉尻を下げて微笑むユキに私も癒されながら、よし、と心の中で意気込む。

ここで怯え震えていても仕方がないんだ。
私は、私たちは、ここから脱出しなければならない。
絶対に。

その為にも、今は、を見つけなければ。


「ミホさん、すみません」


私は少しの間合掌し、それからミホさんの遺体に近づいた。

まだ鮮度を失っていない血液に再びじわりと恐怖が滲むが、私は目を逸らさず観察してみる。


「これだけの大量出血…刺し殺されたと考えていいだろうな」
「凶器は刃物で間違いないだろう」


私が観察しているところへ声をかけてきたのはタケオさんサトルさんだった。


私はユキと一緒に、話を聞いてみる事にした。

.→←第3話



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設定タグ:狼ゲーム , 霜月ユキナリ , 新村コウ   
作品ジャンル:アニメ
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アヤノ(プロフ) - 鈴錬さん» ありがとうございますー!これから頑張ります^_^ (2018年5月27日 20時) (レス) id: 090e21dff8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 続編がッ…楽しみすぎるッ…!! (2018年5月27日 19時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!!これからも頑張っていきます…!!(≧∀≦) (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - アヤノさん>>ありがとうございます!!今回もとても凄かったです!!続き楽しみにしてます! (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3a8da8a787 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» コメありがとうです!これからちょくちょく絡ませていきます…!! (2018年5月25日 7時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アヤノ x他1人 | 作成日時:2018年5月14日 21時

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