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「犯人は刺殺に見せかけるためフェイクを施した。
そうする事で、凶器である刃物が、キッチンの包丁は使えない、武器庫のナイフは見張っている人にしか使えない。そういう状況を作り出して、罪をかぶせたかった」


私はタケオさんとタクヤさんに向かって問いかける。


「タケオさん、遺体が発見された直後『腹の調子が悪い』って言ってたよね。
2人が警備していた時間、タケオさんのいない時間があったでしょ?」
「あ、あぁ。20分くらいトイレにこもっていた」
「長っ!!」


気まずそうに答えたタケオさんにリツちゃんがつっこんだ。やめてあげて、タケオさんは悪くないぞ。


「じゃあつまり、罪をかぶせようとした相手はタクヤさんだね」
「お、俺っ!?」
「まぁでも、それはどうでも良いんだ」


声を上げたタクヤさんが、私の制止で口をつぐむ。


問題はそこじゃない
ねぇ、気付かない?この時、もし包丁が使えたら、罪をかぶせるトリックは使えないよね?」
「そうだな…」


コウ君が同意してくれた。
他の人も納得した顔で頷いてくれる。


「そこでなんだけど…」


私はタケオさんとタクヤさんから、サトルさんに目を向けた。


「サトルさんは本当に、『小腹が空いて』たから料理を作ってもらったの?」
「あ、当たり前じゃないか。そんなの、偶然だろ!」
「へぇ。でも、おかしいな」


私はわざとらしく首を傾げる。


「サトルさん、言ってたよね。
洗い物は私がする予定だったんだが、その包丁はキッチンの流し台に置いたままにしたんだ』って。
油まみれだったら、使えないもんね?」
「き、聞き間違いだろ!?私はそんな事言ってない!」
「ううん。聞き間違えても、忘れてもいないよ」


私は目をそらさず、言葉を紡ぐ。



「私は皆の言葉を覚えているよ
一字一句全て、ね」

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設定タグ:狼ゲーム , 霜月ユキナリ , 新村コウ   
作品ジャンル:アニメ
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アヤノ(プロフ) - 鈴錬さん» ありがとうございますー!これから頑張ります^_^ (2018年5月27日 20時) (レス) id: 090e21dff8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 続編がッ…楽しみすぎるッ…!! (2018年5月27日 19時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!!これからも頑張っていきます…!!(≧∀≦) (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - アヤノさん>>ありがとうございます!!今回もとても凄かったです!!続き楽しみにしてます! (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3a8da8a787 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» コメありがとうです!これからちょくちょく絡ませていきます…!! (2018年5月25日 7時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アヤノ x他1人 | 作成日時:2018年5月14日 21時

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