赤髪の彼との日常【千切豹馬】

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『千切くんが入部してチームにいい風が吹いたね〜嬉しい』




「あの」




『ん〜？』

















スクイズの中身を確認するようにシャカシャカしながら大きな瞳を俺に向けた


















「俺のこと憎くないんですか、生意気なこと言ったし。ほとんどの先輩は俺のこと憎いって思ってるようだし」




『ふふっ千切くんってそーゆーの気にする人なんだ？』




「いや別に…ただ先輩はそんな感じに見えなかったんで」

















そんなの当たり前でしょなんて言いながら彼女はスクイズを置いてベンチに座った
















『チームに新しい風が吹くのはいい事、千切くんは別に悪いこと全くしてないじゃん？それにマネージャーは全員をサポートするっていう大役があるからね、だからみんな平等！』



















そう言ってニコッと眩しい笑顔を見せた彼女、それをみた俺はトクンと胸が鳴った気がした



















『はい千切くん、今日もいい走りしてるね〜動物で例えるなら…あ！チーター？千切豹馬って名前だし！』




「ふっなんすかそれ、つーか名前に因むんだったら豹か馬でしょ」




『あ、確かに』

















彼女と仲良くなるには時間が掛からなかった、自然と月山さんからAさん呼びに変わってお互いあまり気を使わない感じでいた













あの事が起きるまでは__

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