あわあわ ページ49
JI「なにしてんの？」
声を聞いただけでも怒っていることが分かる
ジョンインの登場にドキドキと心音は早くなり、冷や汗が背中を流れた
JI「何してるのかって聞いてるんだけど。」
ゆっくり近づいてくるジョンインの声は聞いたことがないくらい低い
私は二人どちらの顔も見れなくて俯いていた
YX「何って偶然ここで会っただけだよ？」
こんな状況でもいつもの柔らかい雰囲気を保ち、平然と嘘をつくイシンさん
私の頭はこの状況をどうしようって事ばかり
すぐ横まで来たジョンインは私の手を取るとグイッと自分の元に引き寄せた
JI「ヒョン、Aにちょっかい出すなって言いましたよね。」
YX「Aちゃん、怯えてるよ？」
JI「話そらさないで下さい。」
2人の声のトーンは対照的なのに空気はビシビシと張り詰めている
YX「そんな一方的に圧力かけて、付き合ってるって言えるの？」
あ…忘れてた
私とジョンインのこと知らないんだ
こんな緊迫している状況なのに、誤解されたままなのが凄く嫌だった
「あの…。」
付き合ってないことを言おうとしたら私の手を握るジョンインの力が強まった
ジョンインを見ると何言おうとしてんだ？って顔
なんでそこまでするの？
そうは思っても結局口を閉じてしまう私は本当にダメだ
JI「ヒョンには関係ない話です。帰るよA。」
「あ、ちょっと待って！」
私の手を引き歩き出すジョンイン
YX「待って！」
イシンさんの横を通り過ぎようとしたら、反対の手をイシンさんに掴まれた
連動するようにガクンと足を止める
JI「ヒョン、手離してください。」
ギロリとイシンさんを睨むジョンインは双子の私から見ても怖い
YX「あー、はは、ごめんごめん。」
なのに、全く気にしていないのかイシンさんはふわふわ笑顔で笑い私の手を離した
YX「帰るってAちゃんの家？」
「………。」
JI「Aの家ってか、俺らの家です。一緒に住んでるんで。」
YX「え？」
ジョンインの言葉に初めて戸惑いの声を出したイシンさん
イシンさんは不安そうな瞳で本当に？と私に語りかけているようだ
"違うんです！"
JI「それじゃ、また明日。」
喉まで出かかった言葉はジョンインによって遮られた
再び歩き出したジョンインに導かれるように私も付いて行く
あんな悲しそうなイシンさんの顔を見るのは初めてだった
ここで……いや、もっと早く誤解を解いておかなかった事に後悔する事をこの時の私は知らない
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
