デート。。 ページ44
図書館までのほんの数分の距離を手を繋ぎ歩く私たち
街路樹は黄金色に染まった葉を落とし、丸裸の寂しい風景なのに心がポカポカと暖かい
隣に並ぶイシンさんが何を考えているのかは全くわからないけど、嫌な気はしなかった
YX「もう、着いちゃったね。」
私を見て微笑む彼の真意は分からないけど、多分私と同じ気持ち
図書館に着き自然と離れた右手に寂しさを感じる
席に着くと再び課題に取り組む私
イシンさんに教えてもらいながら必死に課題を進める
何故かふと集中力が途切れた私は、ちらりとイシンさんを見た
私から質問がないから腕をついて本を読んでいるイシンさん
俯く顔は女の私から見ても綺麗で、まつ毛が長い
初デート…ってさっき言ってたよね
YX「飽きちゃった？」
チラッと目線を上げたイシンさんと視線がぶつかる
「え、いや、あの！」
イシンさんを観察してた事に気付かれていた恥ずかしさで、また顔が熱くなる
…もうやだ
これじゃ本当にギョンス君の言うとおりリンゴじゃん
YX「Aちゃんて、すぐ赤くなるね。」
ふふふって笑うイシンさんとは対照的に私は消えてしまいたいくらい恥ずかしくて俯く
「なんか、すみません。」
なんて言っていいか分からなくてとりあえず謝る
チラッと視線を上げると、目の前のイシンさんは優しい瞳で私を見て微笑んでいた
YX「なんで？可愛いのに。」
まさかの追加攻撃にボンっと爆発した気分
湯気が出てるんじゃないかってくらい顔が熱い
…ワザとなのかな
私の反応見て楽しんでるとか？
でも、イシンさんはギョンス君みたいにからかったりするような人じゃないと思うし
…天然？
天然だったら、1番危険じゃない？
私の心臓もたないんだけど
「…あの。」
YX「ん？」
危険なのは分かってるけど気になってしまうものは仕方がない
声を出そうとするとドキドキで口から心臓出てきそう
「あの…今日…って。」
YX「うん。」
「デート…なんですか？」
緊張で震える声で呟くと、視線の先のイシンさんはキョトンとした顔でこっちを見ている
YX「僕はそのつもりだったけど…嫌？」
クイって首を傾げているイシンさんが凄く妖艶で思わず息を飲む
「嫌だなんて…。」
それ以外の回答が出来るだろうか
なんだか本当に魔法にかかったみたい
胸がギュっとなって苦しい
YX「よかった。じゃあ、やっぱりデートだ。」
満足そうに微笑むイシンさんを見て、ドキドキと私の胸は鳴り止まなかった
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
