デート？！ ページ43
YX「ここはこうなるから、漢字はこれ。表現的にもこっちのが自然かも。」
「あー、なるほど。」
当たり前だけど普通に勉強をしている私たち
課題のレポートを添削してもらってるんだけど教え方が凄く分かりやすい
YX「そろそろ、お昼にしようか。」
時計を見るともう13時近い
「わ、もうこんな時間！すみません、お腹空きましたよね？」
集中していたのか、いつの間にか時間が過ぎていた
YX「ううん、大丈夫。行こっか。」
カバンだけ持って図書館を出る
イシンさんが連れて来てくれたのは図書館近くのおしゃれなカフェ
アンティーク調の素敵な雰囲気のカフェにいるイシンさんはとても絵になる
イシンさんオススメのパスタは凄く美味しくてあっという間に食べてしまった
YX「さ、戻ろっか。」
私が食べ終わるのを待っていた彼は、私がホッと息をつくと立ち上がる
伝票を持ってレジに向かい、イシンさんはあまりにもスマートに会計を済ませた
「あ、あの。自分の分、払います！」
お店を出るイシンさんを私はお財布を出しながら慌てて追いかける
YX「いーから、いーから。」
「でも、私が勉強教えてもらってるのに奢ってもらうなんて。」
私がそう言うとイシンさんは足を止めて振り返った
バチっと合わさる視線
YX「初デートなんだから、僕が出すよ。」
フワリと笑ったイシンさんはサラリとそんなことを言って再び歩き出した
初……デート？
え、これデートだったの？！
驚きとかドキドキとか、とりあえずいろんな感情が混じって私はその場に凍ったように固まる
火が出そうなくらい顔が熱いし心臓の音が耳の横でしてるんじゃないかってくらいドキドキ
「えと……あの…。」
呆然と固まっていると笑っているようにイシンさんの肩が震えている
あれ…？
もしかして……私からかわれた？
え、どっち？
若干パニックであわあわしていると足を止めたイシンさんがクルリと振り返った
フッと微笑んで優しい顔で私を見ている
YX「……イリワ(おいで)。」
イシンさんの一言で魔法に導かれるかのように自然と動き出す足
綿あめみたいに柔らかい笑顔で差し出された手に私は何の戸惑いもなく自分の手を重ねていた
不思議といつもよりも緊張していなくて、ドキドキと高鳴る心臓の音が心地よい
本当に魔法にかかったみたいに自然に体が動いた
ゴツゴツとしたジョンインの手とは違う暖かくて綺麗な手
繋がった手からは、今までとは違う温かさを感じた。
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
