勉強会 ページ42
JI「どこ行くの？」
「…バイト。」
JI「そんな荷物持って？」
「バイトの前に図書館で調べ物したくて。」
ついに訪れた勉強会当日
あれからも頻繁にお店で会っていたイシンさんと勉強会の約束をしたのはつい昨日のこと
今日イシンさんは夜から練習なんだって
私も夕方からいつも通りバイトだし、嘘ではない
いつもと雰囲気の違う私に早々に気がついたジョンインは疑りの目で私をジッと見ている
JI「本当にバイト？」
「そうだってば。ほかにどこ行くの？」
笑顔で演じる私だけど、内心ドッキドキ
なんたって相手はテレパシーだってできちゃう双子の弟だから
イシンさんと何かあるわけじゃないけど、なんとなくこの関係をジョンインには知られたくなかった
ダンススクールに行くジョンインと途中まで一緒に向かい、図書館へ行く道で別れる
ジョンインに手を振って見送ると私は図書館に向けて足を進めた
近づくにつれてドキドキと胸が高鳴る
…ただの勉強会だから
自分にそう言い聞かせても、お店以外でイシンさんに会うことを楽しみにしている自分がいた
正面玄関が見えると、既にそこで待っているイシンさん
「すみません！待ちました？」
慌てて駆け寄る私にイシンさんは目を細めてふわりと笑う
YX「ううん、僕が早く来ただけ。」
いつもイシンさんの私服姿は見ているはずなのに、お店の外で会うとなんか雰囲気が違って見えて不思議な感じ
二人きりなのに緊張しているのか心臓がバクバクとうるさい
YX「Aちゃんの私服久しぶりだ。」
「え？あぁ、そうですね。いつも制服だから。」
YX「ふふ、可愛い。」
ニッコリ笑ったと思ったら、何事もなかったかのように前を向いて歩くイシンさん
かかか可愛いって！？
一気に熱が顔に集中して、赤くなっているであろう顔を隠すように俯く
ただでさえドキドキしていた心臓はドンドンと私の中で太鼓でも叩いてるみたい
YX「どうした？具合悪い？」
ずっと俯いていたから、イシンさんは覗き込むように腰を折って私の顔を見る
「だ、だだ大丈夫です！」
YX「ふふ、そう？」
ふわふわの優しい笑顔のイシンさんは、ぽんぽんと私の頭を撫でる
も、もう止めてくれー！
私の心臓もたない。爆発する！
彼の行動一つ一つが私をドキドキさせて、平常心に戻す余地さえ与えてくれない
席に着くまでの間、私は火照った頬を元に戻すのに必死だった
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
