弟の彼女 ページ5
校内を歩くと嫌でも感じる視線達
その原因はブスッとした顔で隣を歩く弟ジョンイン
昔から人気はあったけど、高校に入ったくらいからのジョンインはとにかくモテる
今は知らないけど高校の頃なんかはファンクラブまで存在した
そんなジョンインのファンの女の子達からは、いつも横にいて目障りな私は当たり前のように睨まれ、そのおかげで女友達は驚く程少ない
ジョンインはちょこちょこ彼女作ってるんだから、いくら双子だって事を知らなくても気にするような存在じゃないって分かるようなものなのに
『ジョンイナー！』
遠くの方から手を振りながら走り寄ってくる美人さん
ユナさん……ジナさんだっけか？とりあえずジョンインの"今"の彼女
確か、同じ学科の人でバレリーナって言葉がお似合いな手足の長い妖精美人
JI「なに？」
『え？！あ…ジョンイナ見えたから。』
なに？って冷たすぎないかい？弟よ
そして、ユナさんだかジナさんの視線が向かうのは私達の繋がれた手
さすがに彼女に申し訳ないから離そうとしてんのに、私が逃げられないように握る手に力を入れるジョンイン
ちょっと！彼女の顔見てみなよ！笑顔引きつってるから！
彼女は私たちが兄弟なのを知ってるらしいけど……
こんなんじゃ、また振られても知らないよ？
どうしようもないジョンインを見て、何も言わずに顔をしかめるユナさんだかジナさんに同情した
JI「何もないなら行くよ。俺スクールだから。」
『え？あ……うん…。』
ほらー！そんなんだから彼女泣きそうな顔してるじゃん！
なのにジョンインは俯く彼女を気にもしないって感じで再び歩き始めたので私も慌てて進む
「ジョンイナ！いいの？彼女。」
JI「なんで？」
「なんでって……。もっと彼女のこと大切にしてあげなよ。」
ジョンインは凄く優しくて尽くす子だってこと私が一番知ってるよ
私にするように……いや私以上に彼女のこと大切にしなきゃなのに
JI「充分大切にしてるよ。」
あれで大切にしてるなら、とんだ勘違いだぞ…弟よ
ジョンインって女の子に対して本当に淡白だから、何考えてるのか私にも分からないよ
学校を出るとジョンインは私をバイト先まで送ってくれる
JI「じゃあ、また終わったらな。バイト頑張れよ。」
私の頭をポンポンと撫でるとフッと口角を上げるジョンインはそのままダンススクールへと向かっていった
家も学校も通学もいつも一緒の私たちが唯一離れるのがこの時間だった
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
