修羅場 ページ39
YJ「で、そのイシンさんとやらが好きなわけ？」
翌日の大学で早速私はユジンに報告した。
「違うよ！そういうんじゃない！」
否定してるのにふ〜んと言ってニヤついているユジン。
ギョンス君にしろユジンにしろ私の相談を聞いてくれる人はなんで私をからかうのが好きなんだろう。
私達は昔からお互いなんでも報告しあっていて、ぶっちゃけ私のことに関してはジョンインよりユジンの方がが詳しい気さえする。
YJ「あれ、弟君じゃない？」
学食のテラスでご飯を食べる私達の目に移るのはジョンインと彼女。
YJ「え？！もしかして、あれが彼女？」
そんなに気になるのか、面白いもん見つけたって顔してユジンはジッと二人を見ている。
「そう……だね。ユナさんだかジナさんだか忘れたけど西洋舞踊科の子。」
YJ「へぇ〜、ジョンインって面食いなんだ。」
関心したように頷いてるけど、ユジンさん？さすがに見過ぎだから。
弟のデート現場なんかに興味のない私は楽しそうに観察するユジンを呆れて見ていた。
YJ「あら？なんか雲行き怪しくない？」
ユジンに言われて目を向けるとなんだか揉めてる様子。
「「…あ。」」
大きな音を立てて叩かれたジョンインの頬。
ユナさんだかジナさんはすごい剣幕でそのまま去って行った。
YJ「うっひょー、強烈〜。」
なんだかすごい現場を見てしまった。
どうしたんだろう、喧嘩でもしたのかな。
その後の成り行きを2人で見守ってたら面倒臭そうに頭をかくジョンインと目が合った。
引っ叩かれたくせにニコリと笑ったかと思ったら今度は顔をしかめてせわしない表情。
YJ「あはは、今あいつ、わぁヌナだってなったのに隣に私見つけて最悪ってなってた！分かりやすっ！」
ああ、なるほどね。
そんなにユジンが嫌なのかな。
一応私の親友なんだけど……。
本当に犬猿の仲だよ。
それ本人たちに言ったらどっちが猿でどっちが犬なのかでまた揉めそうだけど。
ジョンインは機嫌が悪そうに下を向きながらこっちにやって来た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
