コアラににたん ページ34
家に帰ると散々文句を言われた私
普通に紹介してくれればいいのに、みんなに嘘をついている事が申し訳ないし、イシンさんに誤解されてるし……
誤解されてやだ？
あれ？私なんでそれだけ気にしてるんだろう
長時間寒いところにいて体が疲れたのか、ぐっすり眠れた私は違和感を覚え目を覚ます
またか……
目を開けると目の前には可愛い顔してスヤスヤと眠る弟
長い手足を抱き枕のように私に巻きつけて寝ているので重い
まったくいつの間に私のベッドに入ってきたんだか
時々こうやって忍び込むジョンインの行動には慣れっこだけど、子供じゃないんだからいい加減にやめてほしい
「ジョンイン……ジョンイナ〜。」
トントンと肩を叩きながら声を掛けたってピクリともしない
「ジョンイナ〜……ににや〜。朝だよ。」
おでこを撫でながら言うとピクリと動く眉毛
JI「ん……ヌ…ナ？」
くあっ、可愛いぃー！
無意識なのか掠れた声で呟くジョンイン
寝ぼけてる時にしかヌナって言わないくせに、可愛い寝顔で言うからその破壊力は計り知れない
まだ一緒の家に住んでた小さな頃はヌナヌナ〜って私の後ろ付いて回って可愛かったのにな
「ににや〜。朝だよ。起きよう。」
JI「…ん。」
体に巻きついていた手足から解放されて起き上がると、ジョインは寝っ転がったまま眠そうに目をこすっている
「ご飯できたら呼びに来るね。」
頭を撫でて言うと目を閉じたまま、ジョンインはフッと優しく笑った
どうせこのまま二度寝に突入するジョインはこの一連の会話を覚えてないんだけど
可愛いににを見れるのは双子特権って事で
朝ごはんは簡単にテンジャンチゲ(味噌汁)とケランフライ(目玉焼き)
割と料理はなんでもこなす私だけど、朝から凝ったものは作れないしね
後は器に注ぐだけって時にお腹に回る手。
「おはよう。もう出来るから座って待ってて。」
JI「ん。」
恐ろしく鼻が聞くのか完成のタイミングでジョンインはいつも現れる
「ジョンイナ？そんなくっついてたら危ない。」
JI「…ん。」
いつもはすぐに離れて行くのに今日は抱きついたまま離れない
「離れて〜。」
私が抜け出そうとしても腕の力を強めるだけ
なんだか今日、いつもに増してベッタリだぞ？
結局コアラみたいにジョンインがくっ付いたまま、食卓に料理を運ぶ
料理が並べば自分の席に着いていつものように寝ながら食べている
何だったんだろう
いつもと違う弟を不思議に思った
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
