知りたがりっ子 ページ28
TM「なに？どうしたの？」
「ジョンインに急用なんだけど、おじさんがいれてくれなくて。」
いつもセキュリティが厳しいのかテミン君はあーっと頷く。
『この子がジョンイン君の身内って言ってるんですが。』
テミン君が現れてもなお疑いの目を向けるおじさん。
まぁ、似てないけどね！全然！
TM「…身内？」
キョトンと私を見て首をかしげるテミン君。
…あ！そうか、テミン君には彼女ってことになってたんだ！
「あ、あの…。」
TM「あー、身内ねぇ〜。うん、そうだよ。」
本当は双子の姉ですって言おうとしたら、テミン君が意味ありげにニヤニヤして肯定してしまった。
うわぁ、これ絶対彼女のくせに身内とか言っちゃう痛い奴って思われてる。
『あ、本当だったんですか？』
「だから、そうだって言ってるじゃないですか。」
テミン君の言葉でようやく信じてくれたおじさんはぺこりと頭を下げて中に入れてくれた。
TM「Aちゃん、どうしたの？こんなとこまで。」
「うん、ちょっと急用で。ジョンイン、携帯忘れたみたいで。」
鍵をもらいに来たなんてさすがに言えない。勝手にネタバレしたら怒られるし。
TM「ふーん、ねぇ、ジョンインとはいつから付き合ってるの？」
「え？いつから？！えと……いつだろ。」
どうも私とジョンインの関係に興味津々な様子のテミン君。
そんな聞かれても、勝手にジョンインが付いてる嘘だし。
TM「え？いつだろって、そんな長いの？」
「え？うーん、まぁ、そうかなぁ。」
さっさと本当のこと言っちゃいたい。
私まで嘘にのっかるのが嫌で曖昧に答える。
TM「へぇ、全然知らなかった。じゃあ、もしかして発表会とかも見に来てた。」
「うん、毎年見てるよ。」
これは嘘じゃない。本当に毎年来てる。
TM「わぁ、本当に付き合ってるんだ。」
私が言った事実が信憑性を上げてしまったようだ。
なんか、ごめんねテミン君。
TM「あ、ここだよ！」
スクールの1番奥にある練習室の前でテミン君は止まる。
…入って大丈夫かな。
ここまで来てしまったのだけど、散々来るなと言われてた手前今さらながら躊躇してしまう。
TM「どうしたの？入らないの？」
「え？あー、うん。」
扉に手を掛けたまま固まる私をテミン君は不思議そうに見ている。
TM「もう、Aちゃん照れてるの〜？」
…ジョンイン相手に照れたりなんかしないけどね。
照れてると勘違いしてるテミン君は私を見てクスクス笑っていた。
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
