天使 ページ27
ダンススクールに着くと、建物の前には何やら女の子達が沢山いた。
なんだこれ？と思いつつ中に入る。
『ちょっと、君！勝手に入らないで。』
寒いから早く中に入りたいのに、入口で警備のおじさんに捕まった。
前に来た時はセキュリティこんなに厳しくなかったのに……って何年前の話だって感じだけど。
「すみません。ここの生徒にちょっと用事があって。」
『ダメダメ、困るよ。君みたいな子多いからね。』
おじさんの言ってる意味がわからない。
用事があるって言ってるのに！
「あの、じゃあキムジョンインって子を呼んでくれるだけでいいので。」
『はぁ、だからダメだって。なに？君、ジョンイン君のファン？』
は？ファン？
いやファンじゃなくて姉ですけど。
「いや、ファンじゃなくて。Aって言ってもらえば分かりますから。」
『ほら、帰って帰って。最近君みたいな子多いから。』
シッシと手で追い払われ、おじさんの指差す方を見るとさっきの女の子達。
…え、じゃあこれ全部ファンの子なの？
なに、ここ。普通のダンススクールじゃなかったっけ？！
おじさんに簡単に追い払われたけど 、ここで引き下がるわけにはいかない。
凍死だけはしたくないし、今も寒いから一刻も早く中に入りたい。
「だから、ファンじゃないんです！むしろ身内！」
『はぁ、君もしつこいね。身内なら電話すればいいでしょ。』
おじさんもごもっともな事を言うけど、電話出来ないんだってば！
「ジョンイン今日、電話家に忘れて連絡できないんです。」
『もう、嘘はいいから。帰った帰った。』
どれだけ熱狂的なファンがいるのか知らないけど、一向に取り合ってくれないおじさん。
私たちのやり取りが余りにも長いから、ファンの女の子達も何事かとこちらの様子を伺っている。
「もう、だからファンじゃないってば！私の名前伝えてくれれば分かりますから！」
おじさんもお仕事だから頑なだけど、こっちだって必死。
こんなにジョンインが恋しくなったことなんてあったかって位ジョンインに会いたい。
『もう、しつこいよ君も！ダメなもんはダメなんだから！』
？「あれ？Aちゃん？」
遠くから名前を呼ばれたのと同時に当たりがキャーという歓声で包まれる。
詰めかける女の子達をぬってこっちにやってくるその人は見覚えがある人で。
「テミン君！」
如何にもこうにもならないこの状況で救世主のごとく現れた彼が姿も何もかも天使に見えた。
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
