ねぼすけ ページ23
「ジョンイナ、今日私バイト休みだから。」
JI「…ん。」
私が作った朝食を一緒に食べている私達。
目がほぼ閉じているジョンインはまだ眠いのか、ウトウトしていて私の話をちゃんと聞いているのかは定かではない。
「今日、今年一番の冷え込みってニュースで言ってたから、あの一番あったかいモコモコのダウン着て行きなね。」
JI「…ん。」
本当に聞いてるのかな？
寝起きのジョンインと話してると自分が母親になったような錯覚を起こすよ。
これだけ半分寝ている状態でもモグモグと口はしっかり動いてるんだから不思議なものだ。
寝起きの酷いジョンインは私以外が起こすと大変な事になる。
前にうちに泊まりに来たニョリオッパが起こしたら、殴られただか蹴られただかで半泣きになってた。
しかも、半寝状態から無理矢理覚醒させるとしばらく不機嫌になるから、こうして寝ながらモグモグしててもいつもほっとく。
だからいつも朝はこんな感じ。
「ほら、食べ終わったら顔洗って着替えておいで。学校行こう。」
JI「…ん。」
ご飯を食べ終わると、ジョンインはのそのそ〜っと洗面所に向かう。
顔を洗ったら目が醒めるから普通に戻るんだけど。
JI「忘れ物すんなよ？帰りニョリヒョンと一緒に帰れよ。」
「…うん。」
起きた途端偉そうになるから納得いかない。
玄関の鍵を閉めたジョンインは開いていた私のコートのファスナーを首元まで上げる。
JI「ったく。今日寒いんだろ？これも忘れてた、しっかり巻いとけ。」
いつの間に持ってきたのか、私がリビングに忘れていたマフラーをグルグル巻きに私の首に巻いた。
JI「ん…行こう。」
いつも通り差し出された手に自分の手を重ねるとそのままジョンインのコートのポケットへ。
恋人みたいな行為だけど、違和感を感じないから不思議だ。
慣れって恐ろしいって時々思う。
それにしても、隣のジョンインを見ると笑っちゃう。
すっぽりかぶったダウンのフードのせいでフードの中が見えなくて、真っ暗なその中は顔が無いみたい。
ジョンインからは見えてないのをいい事に私は声を出さずに笑っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
