おかしい 〜ジョンイン〜 ページ18
練習が終わりAのバイト先に行くとすでにAは待っていた
いつものように手を差し出すと俺の手に重なる小さく細い手
この手を握るたびに俺が守らなきゃという義務感みたいな意識が生まれる
特に会話のない俺たちだけど、Aの機嫌がなんだか良いのを感じた
表情も態度もいつも通りだけど、双子の俺たちはテレパシーみたいに通じ合う何かがあるから些細な感情の変化も分かる
なんだ今日は、イシンヒョンもAも変だ
家に着くと練習でお腹を空かせた俺のためにAは毎日夜食を作ってくれる
小さい頃から料理をしていたAの腕前はなかなかのものだ
いつお嫁に出しても申し分ない
…お嫁になんてまだまだ出さないけど
部屋着に着替えてソファでくつろいでいるとリビングまで漂ってきた異臭
JI「A、なんか焦げ臭い。」
慌てて、キッチンを覗くとAがボーッと見ているフライパンからは黒い煙が出ていた
「え？わ、わぁあ！！」
慌てて火を止めるAを見て俺の方が動揺する
こんなAの姿を見るのは初めてで、何かあったのではと戸惑う
急にAが遠くに行ってしまう気がした俺は、頭が真っ白になって自分が何を話してるのかさえ分からなくなった
再びフライパンに向かうAを見てたら不安になって、そこにいるのを確認するかのようにAにくっ付いた
「なに？どうしたの？」
流石双子だけあって、Aも俺の気持ちに敏感だ
何かあったのかと聞けば何もないと言うA
いつもは自分の腕の中にしまえば拭える不安も今日は消えてくれない
「今日のニニは甘えモード？」
甘えてる訳じゃない、だって今日のA変だよ？
一体俺の知らないところで何があったの？
そんな俺に逆に何かあったのかと聞いてくるA
そういうふうに言うっていうことは本当に何もないのか？
でも、分かるよ。Aの中に何か変化があったことは
だてに片割れやってないしね
JI「なにかあったのは俺じゃないよ。きっと。」
俺の言葉を理解してないようだったけど、その後はいつも通り普通のA
俺が夜食を食べれる姿をニコニコと嬉しそうに見てる
こんな時はAから離れたくないのに、家に来いとニョリヒョンからの呼び出しがあった
どうせ説教だ…面倒くさい
説教されると分かっていても、自分の部屋に一人でいたらAに起きたであろう変化について永遠考えてしまいそうで、重い腰を上げた俺は素直に
ヒョンの家に向かった
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
