不安な気持ち ページ15
JI「A、なんか焦げ臭い。」
「え？わ、わぁああ！！！」
ジョンインの夜食にとパジョン(チヂミ)を焼いていた私。
ジョンインの声で目の前のフライパンを見るとモクモクと煙が出ていて慌てて火を止めた。
JI「何？……これ。」
「えっと〜……パジョン？」
フライパンの上には真っ黒焦げの物体。
JI「食べれる…かな？」
口元に手を添え首を傾げて黒い物体を眺めているジョンイン。
え、ジョンインこれ食べる気？
いつも私の作った物なら何でも食べてくれるからって、いくらなんでもダメダメ！
こんなの食べたら死ぬから！
「も、もうちょっと待ってて。焼き直すから。」
JI「ん。」
黒い塊を処理し、新しく生地を流して作り始める。
「なに？」
リビングに戻ったと思ったジョンインは背後で私をジッと見つめている。
不思議に思い振り向こうとすると、後ろからお腹に腕が回ってきた。
私の頭にあごを乗せ、背後にピトリとくっ付くジョンイン。
「なに？どうしたの？」
JI「……。」
話しかけてもギュっと腕の力を強めるだけで何も言わない。
こういう時のジョンインは何か不安に思っている証拠。
双子の私達は言葉にしなくたって誰よりもお互いの心に敏感だ。
JI「A、なんかあった？」
「え、私？」
なんかあったのはジョンインじゃなかったみたい。
私は特に何もないけど、真っ黒の物体を作ればそう聞きたくもなるか。
「私は何もないけど。」
JI「なら良いんだけど。」
良いんだけど、と言っときながら納得がいかないのかまだくっ付いている。
「今日のにには甘えモード？」
JI「ん？別に。」
……おかしい。
やっぱり今日のジョンインは変。
「やっぱり今日なにかあった？」
お腹に回った腕を解き、ジョンインの手を両手で握り向き合った私はジッと弟の目を見つめる。
すると少し悲しそうな目でこっちを見るジョンイン。
JI「なにかあったのは俺じゃないよ。きっと。」
ジョンインの言葉の意味が分からなかったけど、何かを不安に思っていることだけはしっかりと感じた。
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なち(プロフ) - ゆちょさん» わぁ^ ^嬉しいです！ありがとうございます！！ (2016年1月31日 21時) (
レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょ(プロフ) - レイペンにしたら神小説…もうニヤニヤニヤニヤ幸せっす（笑）ありがとうございます涙 (2016年1月30日 16時) (レス) id: db7bf1d769 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - いとさん» コメントありがとうございます^ ^わぁ、いつも読んでくださってるんですか？ありがとうございます！嬉しいです！呼びかけまで(笑)ありがとうございます！読者様のコメントでなちのやる気スイッチ入ります！笑最後までお楽しみ^ ^ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます^ ^イシンさん気になりますよね笑楽しみにしてください！最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2015年1月29日 0時) (レス) id: c4c4776476 (このIDを非表示/違反報告)
いと - いつも楽しく読ませて頂いてます！なちさんの作品大好きで、今回の新作も更新がとても待ち遠しいです！そこで、作者さんのテンションあげるためにみなさんもっとコメントしましょう♪ (2015年1月29日 0時) (レス) id: 5cbcbc373e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち
| 作者ホームページ：http://twitter.com/nachi_nachi_exo
作成日時：2015年1月14日 0時
