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オスマン
「あ、居た居…」
チーノ
「アヤ！！」
オスマン
「…騒々しいめぅ〜」
兄さんの部屋で眠ってしまった私は、起きてすぐに身支度を整え、お礼と挨拶をして部屋を出た
ミズチを探すため
だったのだが…チーノとオスマンさんに出会った
チーノ
「お前なんで俺んとこ来てくれないんや！」
素早く此方へ来たチーノから数歩引いたが、その長い足には敵わず捕まる
冷たい手が体を震わせた
チーノ
「起きたら居らんかった…」
「ごめん…」
チーノ
「なんでとか、聞かんことにするけど…
…いきなり1人にせんといてよぉ…」
冷たい体が抱きついてきて、耳元で情けなくぐずぐず鼻を鳴らす
面倒くさいけど…可愛いもんなのかもしれない
起きたら母が買い物に出かけていた、みたいな感覚なのかも
瞬時に感じる不安と寂しさ
それが今の…
「ごめんごめん、いろんなところ行ってたからさ…
今度チーノのとこちゃんと行くね」
チーノ
「……ん」
「……あ」
チーノ
「痛ァ！？」
「ゔっ…」
チーノが落ち着いたかな、と思ったところで
置いていかれていたオスマンさんが、チーノへ何かをした
私が「あ、」と言ったのはオスマンさんがにっこり笑ったからで…
見事に油断していたチーノは声をあげて痛がった
それも、私の耳元で
オスマン
「あ…大丈夫？アヤちゃん…」
チーノ
「オスマンさん！？」
オスマン
「めぅ〜？」
惚けた声を出しながら、オスマンさんは此方に歩いてくる
不思議に思っていると
オスマンさんは私の目の前で膝をついた
「え…」
指を組み、まるで教会で祈る人の様に…
オスマン
「貴方に、最大の幸福を
どうか我が身にお恵みを」
チーノが数歩後ろに下がった
何かあるのかと不安になった瞬間…オスマンさんの周りから、足元に壁にと綺麗な花が咲き始めた
オスマン
「私の手を、お取りくださいますか」
手を差し出されて、その手に触れると
オスマンさんはにっこり笑う
オスマン
「神様」
「…へ？」
その瞬間、花は全て幻だったかの様に
一枚の花弁すら残さず消えた
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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