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エーミール
「そうでしたか…兄さんが…」
トントン
「へぇ…」
「……トントンさんって、センサーか何か付いてます？」
薄暗くなった廊下で泣いているのもダメだと、ふらふらしていたところ…ではなく
立ち上がった瞬間に、トントンさんが目の前まで鬼の形相で走ってきた
いっそ鬼より怖かった
その為逃げたのだが…
現代で全然動かない私と、軍人としての訓練含め未だに廃れない力を持つトントンさんとの足じゃ
見るまでもない差があった
勿論即座に捕まったのだが…その時のトントンさんが…
＿＿
トントン
「アヤ、大丈夫なん？痛いことされたんか？
蛇に噛まれたか？殺す？
なぁ泣いてんのは誰のせいや？なぁ？」
＿＿
と、捕まって抱き上げられた挙句に言われたのだ
あの鬼の形相は何処へやら、とても心配そうな顔で
そして、近かったエーミールさんの部屋へ連れられて今に至る
エーミール
「なんとなく理由はわかりましたし、今後どうするかもアヤさんにお任せします
私は貴方を殺しませんよ」
トントン
「…俺に平和を食わせろって、俺は…言ったで？」
にこ、と笑いかけるトントンさん
途端に大人しかったミズチが牙を剥く
トントンさんは苦笑して、首を振った
トントン
「あくまで殺す理由は俺が作るだけや
俺はもう釘刺されとるから無理や、殺せない」
エーミール
「釘…？」
トントン
「エミさんも許可出したワケやし…今からでも来るんやないかなぁ…」
シッマ
トントンさんが呼んだ名前に、ぞわりと背筋に寒気が生まれる
エーミールさんはわかっていない様子だけど
トントン
「まぁ、気をつけ…」
コネシマ
「おいエーミール！！！！」
バァンッと扉が開き…
その扉が開いた先には話題の人物
エーミール
「…ほんまに来た……」
トントン
「シッマ声でかいわ」
コネシマ
「すまん！！」
「デジャヴ…」
そう呟いた瞬間、コネシマと目が合った
コネシマ
「アヤ居るやん」
蛇より蛇
肉食獣に睨まれた気分
ニンマリと歪められた瞳とその笑みに…全身がブルリと震えた
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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