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オスマン
「………アヤちゃんの心臓はずっと、焼けなさそうやな」
目の前の光景が一瞬にして消える
が、それが本物だったと強く主張する様に、棒に括り付けられていた私は地面に足先から落ちた
オスマン
「あぁ、ごめん
足首挫いたかもし……れん…って、心配したんやけど…お前は主の心配する奴すら噛み殺すんか」
先程まで私を脅していたとは思えない言葉と表情のオスマンさんも驚きだが…
それよりも、ミズチがシューシュー音を立てて威嚇していた
足首は一気に腫れ上がって痛みを生む
オスマン
「ッ…ごめん
もう傷つけるつもりは無かったんやけど…」
「大丈夫ですよ、これくらいすぐ…」
オスマン
「………綺麗なら、いいって思えた」
「え？」
右手にハマる深緑で綺麗な大粒ビーズのブレスレット
オスマン
「人は醜いもんや
最初から最後まで罪を重ね続ける
俺はそれに食われてしまいたくない
見てすらいたくない
だから、俺は…綺麗なアヤちゃんを信じる
もしこの先アヤちゃんが死んだなら、俺は誰も受け入れず死ぬから」
糸目が開き、深く鮮やかな緑がサングラスの隙間から上目遣いに突き刺さる
不思議だった
「私何も…」
オスマン
「もう一つの能力で…心の内くらい分かる
分かってたけど、試した、ごめん
……不安定で不安定で不安定…最後まで不安定
だけど、悪意を生まないその心が気持ち悪いほど綺麗で好き
だから…俺の命、握って」
オスマンさんは優しく笑った
何度か見てきた恐ろしい笑みではない
ただその温かい手が私の手を握るのは
あまりに重たく感じた
オスマン
「誰呼んだらええかな…えっと…あ」
トントン
「アヤが怪我をした気配を感じたんやけど」
オスマン
「…キモいめぅ」
バーンッと音を立てて入ってきたトントンさん
察知能力どころじゃないその的確さに、オスマンさんがドン引きしていた
内心私もドン引きした
けどトントンさんは真剣な表情のまま此方へ歩いてくる
トントン
「治す」
「は…」
トントン
「目瞑れ」
大人しく目を瞑ると、すぐに患部を優しく掴まれる
そして3秒もしないうちに痛みが引き…
良いと言われて目を開けた時
足の腫れも何もかもが無くなっていた
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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