手料理と嫉妬 ky （奈菜氏(ナナシ)さんリクエスト） ページ15
俺が三年前から付き合っている彼女は、俺の実況にとても協力的だ。
付き合い始めてから二年の時、思い切ってゲーム実況の事を告白して良かった。
俺が余りの緊張から、いつもより少し小さな声で、チャンネル名を言えば、｢なにそれ、凄い！｣と喜んだかと思えば、俺の動画を見て、｢相変わらず煩いね｣なんて笑っていた。
俺の実況仲間とも仲良くしてくれ、最終兵器俺達のメンバーや、レトさんやうっしー、ガッチさんなどから、｢キヨのくせに、いい彼女をもちやがって｣なんて言われる始末だ。
｢キヨくん、今日も誰かと実況撮るの？｣
半年前から、彼女とは半同棲生活をしている。
だからか、俺が実況を撮っている姿にも随分と慣れたようだ。
｢あー、おう。今日はレトさんと撮る。実写だけどな｣
じゃあ今日は向こうの部屋に行っているね。と気を聞かせてくれる彼女に、つくづく感謝する。
三十分すればチャイムも鳴って、聞き慣れた鼻声が聞こえた。
｢よっす、レトさん｣
俺が扉を開ければ、慣れたようにスリッパに履き替えた。
レトさんがこの家に来るのは、もう何度目だろうか。
｢やっほー、キヨくん。
あ、Aちゃんも。こんちゃーす｣
Aの姿を目に留めれば、にこりと笑って、愛想良く手を振る。
Aとレトさんは、性格がどことなく似ているからか、仲がいい。
｢レトさん、こんにちは｣
にこり、と可愛らしい笑顔を見せた彼女に、少しモヤモヤする。
何時も撮影している部屋に上がると、Aはお茶を出してから、奥の部屋へ入った。
なるべくカメラに生活音が入らないようにとの、彼女なりの配慮らしい。
｢よっしゃ、キヨくん。今日はパパッと録ろな｣
いつにも増してやる気満々のレトさんが持ってきた、変な玩具で、それはそれは大いに盛り上がった動画撮影だった。
暫く雑談していると、撮影が終わったことを察したのか、Aが部屋に入ってきた。
｢今日もまた、随分盛り上がってたね｣
声を聞いてるだけで楽しかったと笑う彼女が、どうしようもなく愛おしかった。
どれだけファンが増えようと、彼女が俺の一番の原動力だ。
｢そう言えば、レトさん。今日この後ご予定は？｣
急に彼女にそう聞かれたレトさんは、どうだったかなとしばらく考え込んだ後、｢特に無いかなー｣と頷いた。
｢だったら、夕飯家で食べていかない？｣
思わぬ彼女からの誘いに、あからさまに嬉しそうに｢ええの！？｣と顔を上げたレトさん。
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あるばか(プロフ) - 凛さん» ありがとうございます！！コメント貰って、にやにや止まりません((( 神様だなんてそんな、滅相もないです！！頑張ります！これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2017年5月28日 16時) (
レス) id: 388bcc62ae (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - いつもと違う感じのお話を書いていてもものすごく面白いお話を書いてくださるあるばかさん！！いつも読ませていただいいています！！！！これからも頑張ってください！！！！あるばかさん、神様です！！！！ (2017年5月28日 16時) (レス) id: d1dc2771a6 (このIDを非表示/違反報告)
あるばか(プロフ) - 奈菜氏(ナナシ)さん» ありがとうございます！頑張ります！リク喜んでー！(°ω° )/書かさせていただきます( 'ω')b (2017年2月19日 13時) (レス) id: 388bcc62ae (このIDを非表示/違反報告)
奈菜氏(ナナシ) - とってもおもしろいです！更新頑張ってください！リクエストいいですか？キヨさんの嫉妬みたいです！ (2017年2月19日 12時) (レス) id: f86cca3e36 (このIDを非表示/違反報告)
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