This year part1 -1 ページ1
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七年という時間は私を大人にした。
大人になった私には貴方が泣きながらもパートナーの傍にいることを選んだ意味が分かる。
重要なのは恋心よりも、どう生きていくかということなのだろう。
私が拭った涙はそれだけ貴方が生き方に迷っていた証だったのかもしれないと、大人になった私は思ってしまう。
私がいつか星に願ったまだ幼さの残る恋心が叶わなかったことを今の私は悪くないと思っていて。
それは貴方が選び取った道を邪魔しなくて済んだことにひどく安心感を覚えるからに他ならない。
「A、今日からだっけケーキ販売」
「うん。業務内容違くない？」
「ま、条件じゃあな」
「翔くんは今日もケーキの担当？」
「そうだよ。俺こそ業務違いだろ。俺はパティシエじゃねぇっつの」
「自分で開発したケーキがあるのによく言うよ」
「あれは頼まれたから」
文句みたいに言ってるわりに隣の彼は笑っている。
冬の街には街路樹にイルミネーション用の電球が巻き付けられていて、帰り道はきっと綺麗だろうなと思う。
「さっむい。ほらA」
「うん」
当たり前に隣にいる彼と手を繋ぐのも、一緒に出勤するのも。
大人になった私が選び取った現実と言うもので。
かつて貴方が何を言われても自分を曲げなかった気持ちがちょっとだけわかる気がする。
恋や夢だけで現実は作れない。
私たちは星への祈りで形作った心というものと、理性でもって包まれた思考というものを持っている。
明日を描くのはいつだって、考え抜いた思考の方だ。
「今日は俺の方が早く終わるよな」
「たぶんね」
「じゃあ先帰って夕飯作っとく」
「うん、よろしく」
いつかの聖夜、私が思考して選択したのは、今握っている彼の手だ。
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iCHiKA(プロフ) - ともさん» ですよね〜。姿がわからないからこそ、みたいなところもありますので想像しながらモヤモヤしていただけたらと思います、笑 (2021年2月28日 22時) (
レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 相葉ちゃんの奥さん…めちゃくちゃ気になる(￣▽￣;) (2021年2月22日 22時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
iCHiKA(プロフ) - ともさん» ともさんいつもありがとうございます！ですよねー、私もそう思ってます。いずれ変化もやってくるので、そのときをぜひのんびりお待ちくださいませ。 (2021年2月15日 20時) (レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - あぁーもぉー相葉ちゃんを悲しませる様な彼女とは別れちゃえば良いのに！にのちゃんの言うように…相葉ちゃん振り回され過ぎ… (2021年2月13日 8時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iCHiKA
| 作成日時：2020年12月25日 12時
