10話 ページ11
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ん、誰かの話し声が鼓膜を震わす。
それは私の沈んでいた意識を引き上げるのには十分で、ゆっくりと回復する。
重く閉ざした瞼をぱちぱちとさせると、天井にある照明が眩しく光っている。眩しくて眉間に皺を寄せながら目を擦る。
「起きたか。」と言って私を覗き込もうとソファーに肘を置きこちらを見ている松田くん。今はサングラスをかけていないのか、実際には初めて見る彼の顔を寝ながらぼーっと眺める。
松「ほら、飯の準備出来たから行くぞ。」
まだ頭起きてねえのか。とぶっきらぼうな顔で私に向かって手を差し出してくる。
なぜ手を差し出したのかわからなくて首を傾げていると、私の投げ出してあった片方の腕を掴んだと思ったら、グイッと身体が彼に引き寄せられた。
いきなりの事で何が起こったのかわからなかったが、彼は私の腰を支えながら身体を起こしてくれたのだ。
だが、勢いが余ったのか私は彼に手首を掴まれたまま松田くんの胸へとダイブしてしまう。さっきまで数十センチとあった距離が一瞬にしてゼロへと埋め尽くされてしまった。
そんな状況に恥ずかしくなり離れようと彼の胸に手を当てて押そうとするが、彼はそれを許さないのか私の腰を隙間が出来ないように引き寄せて、口角を上げにやりと笑う。
「なに、意識してるの?」と甘く焦がした彼の声が私の背筋を刺激した。
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來夢(プロフ) - ソラさん» ソラさんコメントありがとうございます。最後まで読んでいただき嬉しいです!ありがとうございます! (2020年6月9日 23時) (レス) id: ea1fcd9833 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 面白かったです!一気によんじゃいました! (2020年6月9日 23時) (レス) id: c9fab5ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
來夢(プロフ) - 傘野さん» そうですね、ドラマの内容を知っている方からすると不快に感じますよね…。申し訳ございません。作品の説明文に追加しておきます。ご指摘ありがとうございます。 (2020年6月9日 17時) (レス) id: ea1fcd9833 (このIDを非表示/違反報告)
傘野(プロフ) - 一般人の私が言っているだけなので無視していただいても構いません。失礼いたします... (2020年6月9日 17時) (レス) id: 4ef6052052 (このIDを非表示/違反報告)
傘野(プロフ) - そうなんですね、でしたらその事を何処かに少し書いておいた方がいいと思います。タイトルには著作権はないですが中身は少し似ているので、ドラマを少し知っている人がいたら私のように不審がられると思うので... (2020年6月9日 17時) (レス) id: 4ef6052052 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:來夢 | 作成日時:2020年5月21日 10時