仰げば響く。[NARUTO×鬼滅の刃]

イジメとはふわふわしたニュアンスで使われる ページ25

結局、二人はこの場から去っていった。



カカシせんせーまでもが幻術でドクターストップがかかった今、二人を追いかけるのは危険だ。


と、言うことでその場自体は治った。






けど多分、上忍の誰かが二人の追跡に行くんだろうな。





カカシせんせーがガイせんせーによって運ばれていった今、私にここでできることは無い。




そして私は日輪刀を拾ってこの場から去ろうとした。






その時、私にとんでもない気怠さが襲う。


足に上手く力が入らなくて、そのまま倒れてしまった。




紅「A！？」







それを見た紅せんせーがこちらに駆け寄ってきてくれる。




私はと言うと、動ける気がしなくて、ただただ曇った空を眺めることしか出来なかった。









ーーーー



イタチさんとキサメさん、それぞれ木ノ葉隠れ、霧隠れの抜け忍。



イコールS級犯罪者。









それに、イタチさんに関しては数年前にサスケの一族
、うちは一族を一夜にして斬殺した張本人。


それプラス、サスケの実の兄。





私は今こういう内容の話を聞かされてます。


誰にって？イビキさんだよ。









つーか何この話やだ怖い。






サスケの復讐相手ってまさかイタチさん？




やべー、私今めちゃくちゃ冴えてる。


今なら犯人わかっちゃうかも。







『と、言うわけで何故私は病院で尋問されてるのですかイビキさん？』




私は病院のベットに座りながらベットの側の椅子に腰掛けるイビキさんに言う。




イビキ「誰も尋問だなんて言ってねーよ。

質問だ、質問。」







さっきハクとザブザ、ルリが来たけどこの状況を見て速やかに帰っていったからな。



裏切り者め。






『あのですねぇ、イジメは被害者がイジメだと感じた瞬間にイジメなんですよ。


つまり尋問も私が尋問だと感じた瞬間に尋問です。



repeat after me(リピートアフターミー)。』






イビキ「発音いいな。」




『人を煽るためなら私はなんだって努力します。』





イビキ「最低だな。




って話が逸れた。


つまり、お前は兄貴の存在自体知らなかったと？」






何回私が話を逸らそうとしてもそれを修正してくるイビキさんはきっと真面目なんだと思う。



私がめんどくさいヤツだと思われてるとかそういうのじゃなくて。







『はい。


ってあんま掘り返さないでくださいって、私にだって嫌なことの一つや二つありますわ。』

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