イージーモード (ページ1)

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1話　研磨ページ1

何も変哲もない日常

別にそれで良いんだろうけど少し物足りない

いつも通りパソコンを起動させてYouTubeの配信を立ち上げる

「はいどーも、コズケンです。今日もパブジのランクマやりまーす」

ランキング上位に入るためにここ最近毎日このゲームをやりこんでいる

個人的にこのゲームが好きというのもあるが、流行している為プレイヤーの人口が多い。

そんなゲームのランキングの上位に入れば必然と人気もでるし、ゲームプレイヤーの人達も気になって見にきてくれる

再生数も伸びるし登録者も増えるし

「ランクマこのマッチ終わったら終わりかな」

コメントを見ながら最後の1人を倒せば、1位の表示

「ドンかつー」

　
ランクマの時間が終わり、まぁ今回結構やったし1位でもおかしくないなと思ってマッチ画面に戻って自分のランキングを見れば

2位コズケン

「え、2位だ」

自分のランキングに嬉しさの驚きと、まだ上があるいるのかという驚きを隠せなかった

コメントに目を移せば、すごとか流石などの賞賛の言葉の中に1位やっぱりか、と1位のプレイヤーのコメントも流れてくる

俺は1位のプレイヤーの名前を確認する為スクロールする

「まどまち」

俺がそのプレイヤーの名前を言えばコメント欄でも同じ様にまどまちの名前が流れ出した

まどまちマジで強いこの人抜かせる人いない

まどまち他のゲームでも上位いるよね？

この人も配信者とかなのかな？

そんなコメント達を強制的に終わらせる様にはい！と声を出した

「今回は1位無理だったけど、次は取りたいな、じゃあ今日はここまで」

そう言って配信を切り、すぐにクロに電話をかける

『研磨から電話かけてくるなんて珍しい』

「まどかとまだ連絡取ってる？」

まどまちなんてユーザーネーム使う人はあの子しかいない