9話 ページ9
「無事買えてよかったですね!!」
ななちゃんがお守りを見ながらそう言うと陸くんたちもだね!まどかさんの復帰戦の勝利祈願!なんて言ってみんなが笑う
お守りを買いお腹も空いた為、ショッピングモールにきていた私達
「あれ?穂積くん?」
その声によって歩いていた私達の足が止まる
「やっぱ穂積くんだ!こんなところで会うなんて!」
そう言うのは3人で歩いていた女の子達だった
「小日向先輩知り合いっすか?」
そう聞く陸くんにほずみんはあ!うん、クラスメイト!と答え女の子達の方に行った
「門脇先輩も知ってる人っすか?」
「あ、うん、僕も同じクラスだからね〜、穂積もモテるから」
そう言って歩くんは笑うとみんなが確かにそうっすよねあのルックスでモテないわけないっすよねぇなんて会話が耳に痛い
ほずみんがいった女の子達の方を見ると楽しそうに会話してるのが目に入る
「今日はなんでここにいるの?」
「部活の試合のためのお守り買いにみんなで!」
「そーなんだ!いいなぁ仲良くて!てか見て!可愛いでしょ私服〜」
とか聞こえてきてマジで逃げ出したい。
いや別に私のものじゃないからとやかくいえないし?別にほずみんのこと本気で好きになったわけじゃないしなんて自分の気持ちを隠そうと下手な嘘を心の中で唱える
「かわいいよ」
はい?え?そんな簡単に言っちゃうもんなの?結局言われてないのに私
馬鹿みたい
「ごめんなさいヒースくんちょっとトイレ」
「おう、ここで待ってるわ」
「まどかさん!私も行きます!」
ななちゃんが走って追いかけてきてお、いいよーなんて言って一緒にトイレに行く
終わって手を洗ってるとななちゃんも隣で手を洗う
「まどかさん、小日向先輩のこと好きですよね」
そう言われてうっ、となる
「自覚しないようにしてたけど、、好きだね、、」
そういうとななちゃんはやっぱり!!と言って笑った
「私も意外と周り見てるんですよー??」
なんてニヤつくななちゃんにさすがリレーショナー!という
「でもさっきの辛いですよね」
「しょーじき結構きたわー」
そう言って私は手を拭いていると、私のスマホがポケットでなっているのがわかる
「誰だろう」
スマホをポケットからだして着信相手を確認する
「まどかさん??」
なんだ、今更なんだっていうんだ
私は名前を見てそのまましばらく動けずにいた
『武笠悠木』
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作者名:Window | 作成日時:2024年2月20日 19時