Episode92 Resistance ページ42
明日は、パーティ
僕も元の場所に帰れる
手も足も、口も自由
今ならなんでも出来る
僕は部屋から抜け出してふっかさんたちに渡せる情報がないか探し始めた
夜だから皆寝てる
クローゼットや高い所にもないか見ていると
in「探し物は見つかった?」
冷たい風が部屋を包み込んだ
急いでそっちを見るとしょっぴーよりも紫がかった瞳が僕を見ていた
in「今まで大人しくしてたからおかしいなって思ったんだ、ラウール」
一歩下がると隣に電気が走る
ar「仕事行こうと思ったら…なにしてるの?」
このままじゃまずい、そう思った僕は超音波を放とうとした
ym「させねぇよ」
だけど、空間が仕切られて超音波は僕に帰ってくる
ru「うぅ…」
in「俺たちの情報をふっかに伝える気だった?
それだったらパソコンとか見ないと、大切な資料を紙媒体にして保管するわけないでしょ?」
ru「パソ…コン?」
何それ、知らない
in「さて、このことを報告する?」
ar「あ〜、寝ぼけてて何も見なかったってことで」
ym「俺も、何しでかすかわからないから」
in「というわけで、今から解放するから大人しく戻っといてね」
ru「え…」
その言葉の通り、空間は元に戻されて僕はその場に残された
…危機感、ないの?
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年5月28日 8時