Episode36 Bad ページ36
fk「…あれ、キミは」
この目の感覚、ついこの前体験したばかり
yb「…はじめまして、深澤辰哉さん。
ここに務めています、薮宏太と申します」
なるほどね
あくまでも今は初対面か
fk「はじめまして、深澤辰哉です。
少し迷ってしまって…出口まで送ってくれませんか?」
迷ったのは事実
今まで照がいたから楽だったけど、他の人の目を使って移動してたら出口がわかんなくなっちゃった
yb「出口はこちらです」
目が見えない俺を気にしてのことだろう、エレベーターへと案内してくれた
yb「こちらから降りればすぐに出口です」
fk「…送ってくれないんですか?」
yb「敵を送るわけねぇだろ」
おっと、恐ろしい
yb「まさか…官僚様だったとはね。
ということは政府は黙認してるってこと?」
fk「出口まで送ってくれるんだったら教えてあげる。
俺の能力は危害加えられないからね」
舌打ちをした後に視界が一瞬上を向く
エレベーターのボタンを押し、開いた扉を押さえてそのまま足元を見ていた
yb「どうぞ、お乗り下さい」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年5月3日 8時