Episode11 Chimera ページ11
yb「合成獣…か」
hk「なんだ、わかってて助けたんじゃないのか?」
光がコーヒーを持ってくる
yb「わかってたよ、まさか知念の口から言うとは思ってもなかったけどね」
パソコンの画面には知念救出の依頼メールを開いていた
yb「自分と同じように苦しんでいるドラゴンの合成獣がいる、彼を助けてほしい。
そして大切に育ててほしい。
依頼料は彼が無事に救出されたとわかったら一億支払う。
…実際のところ、もう支払われている」
この素早さが信じられない
まるですぐ近くで見られているような
yb「そうだ、見られてると言ったらあの施設。
監視カメラがなかったんだ」
変だなと思った
入った時、俺が行く先に的確に敵がいたこと
hk「知念に聞いてみるか?
相手の能力を知ってるだけ教えてもらう」
yb「それもいいかもしれないけど、出来るだけ無理をさせたくない」
hk「そういえば薮、なんで知念が救出対象だってわかったんだ?
あの施設には残り三人の合成獣がいたんだろ?」
yb「メールに書かれてたじゃねぇか、ドラゴンの合成獣って…え?」
自分と同じ、合成獣、ドラゴン
yb「光、可能性の話なんだけど」
hk「ん?」
yb「同じ合成獣が二人いるだなんて話…ないよな?」
hk「無い…とは言い切れないな。
わかんねぇし、そういうの」
だよな…
yb「てか、寝なくていいのか?
大ちゃんほどじゃ無いけど明日早いんだろ?」
yb「…あぁ、寝かしてもらうな」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年5月3日 8時