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「あぁ、S1までたどり着かなければ意味がなかったな」
『だから……なぜっ!』
顔は見えないけれど、その言葉に悪意がこめられていることを感じとった。
それは当然、私を守るように立っている2人も同じで緊迫した空気に包まれる。
蓮二さんはそんな敵意も無視して、今度こそ立海に戻っていった。
「準決勝が楽しみだな?」
なんて言葉を残して――
蓮二さんが去ったあとも、ずっと崇弘さんの肩を濡らすことしかできない私の背中をトントンと崇弘さんが優しくたたき、頭をおそらく忍足さんがなでた。
「大丈夫か? Aちゃん」
『ごめっ、なさい……』
「なんもAちゃんは悪いことしてへんで。ところで立海の柳とは知り合いか?」
『きょう、はじめておあいしました……』
「せやのに、なんでやろなぁ?」
『で、でもっ、れんじさんも、わ、わるくはないんですっ……』
たぶん。
なんて弱々しく付け加えて言うと、名前呼びなんて妬けるわぁ、と忍足さんは笑い、
「だそうですよ、跡部さん?」
「なるほどな」
近くでお兄さまの声がして、崇弘さんからお兄さまの腕の中に移動させられた。
『お、おにいさまぁ……!!!』
蓮二さんの言葉が悔しくて、お兄さまにすがりつく。
『ぜったい、ぜったいにりっかいにかってくださいね!』
「……当たり前じゃねーの! なぁ、樺地」
「……ウス。跡部さんは強い、です」
2人が言い淀んだ意味を、このときの私は考えもしなかった。
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悠莉(プロフ) - I like choco さん» 休んでいた間に書き溜めていたおかげです(笑)ですが、お話のストックも尽きてしまったため続編はお待たせしてしまいます…無理はしませんが、ご心配ありがとうございます! (2020年9月30日 22時) (レス) id: 5c790ea34a (このIDを非表示/違反報告)
I like choco - 更新早いのすごい嬉しいです!ただ、無理はしないでくださいね! (2020年9月30日 21時) (レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
美麗 - 更新ありがとう。ちょっと遅くなってごめんなさい。拝見しました面白いかったよ。 (2020年9月4日 0時) (レス) id: da294cd674 (このIDを非表示/違反報告)
美麗 - 返事有難うございます。まぁ見えないのはありますが どことなく分かりますので大丈夫です。テニプリは大好きです。最も好きなのは青学 氷帝 立海 四天宝寺 六角かな何かさテニスの王子様ってさ夢見る乙女感じだよねぇ。ずっと応援しています頑張って下さいねぇ。 (2020年9月3日 20時) (レス) id: da294cd674 (このIDを非表示/違反報告)
悠莉(プロフ) - 美麗さん» ゲーム機からだとページの読み込みとか大変ですよね…それでも私の作品も選んでいただけてとても嬉しいです♪応援もありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5c790ea34a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠莉 | 作成日時:2020年5月16日 0時