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波乱の展開が続いたけれど、なんとか終えた私の5歳の誕生日パーティー。

その日の夜にもらったプレゼントたちを開封する。

……皆さん、お手紙を書くことが大好きなことが大変伝わってきました。

まだ文字を書けない雅ちゃんと悠斗くんを除いて、若くんも、お父さまも、お母さまも、お兄さまもみんなプレゼントに手紙が付いていた。

じっくりと手紙は読んで、机の引出しに大切に仕舞う。

そこに仕舞われている今までもらった手紙たちを見て、自然と笑みがこぼれた。

みんなに愛されているのだと感じる。

私もお返事を書こうとレターセットを手に取ったけれど、手が止まった。

それは明日にしよう。

嫌なことは、先に済ませなければ。


重い足を引きずって、お父さまの部屋に向かう。

部屋にいらっしゃらないことを願ったけれど、そう都合良く事は運ばない。

扉をノックすると、


「誰だ?」

『Aです、おとうさま』


部屋の中から、ドタバタと慌てるようなお父さまの足音が聞こえてきた。

それから少しして、肩で息をしたお父さまが部屋に私を招き入れる。


「どうしたんだ?」

『あきづきさまがおっしゃっていたことで、きになることがあ——』


お父さまの大きな舌打ちにびっくりして、言葉が途切れた。

しまった! とでも言いたそうにお父さまは顔をしかめて、私の様子をうかがう。


「話をさえぎってすまん」

『いいえ、おとうさま』


でも、秋月さまのお話を長々と話すのは得策ではないだろう。

私も思い出したくない。

一番聞きたいことだけを聞いて、あとはお父さまに任せよう。

けれども、今からの質問に肯定されたらと思うと怖くてすんなりとは聞けない。

なんと聞けば良いのか言葉に悩む私を、お父さまは静かに待っている。

駄目ね、お父さまの時間を無駄にさせては。

1回だけ深呼吸をしてから、お父さまの顔を見上げる。


『……Aは、いつかけっこんをするのですか?』

「おまえが嫌ならさせないぞ?!」


食い気味に、慌てた様子でお父さまはそう言った。

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悠莉(プロフ) - I like choco さん» 休んでいた間に書き溜めていたおかげです(笑)ですが、お話のストックも尽きてしまったため続編はお待たせしてしまいます…無理はしませんが、ご心配ありがとうございます! (2020年9月30日 22時) (レス) id: 5c790ea34a (このIDを非表示/違反報告)
I like choco - 更新早いのすごい嬉しいです!ただ、無理はしないでくださいね! (2020年9月30日 21時) (レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
美麗 - 更新ありがとう。ちょっと遅くなってごめんなさい。拝見しました面白いかったよ。 (2020年9月4日 0時) (レス) id: da294cd674 (このIDを非表示/違反報告)
美麗 - 返事有難うございます。まぁ見えないのはありますが どことなく分かりますので大丈夫です。テニプリは大好きです。最も好きなのは青学 氷帝 立海 四天宝寺 六角かな何かさテニスの王子様ってさ夢見る乙女感じだよねぇ。ずっと応援しています頑張って下さいねぇ。 (2020年9月3日 20時) (レス) id: da294cd674 (このIDを非表示/違反報告)
悠莉(プロフ) - 美麗さん» ゲーム機からだとページの読み込みとか大変ですよね…それでも私の作品も選んでいただけてとても嬉しいです♪応援もありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5c790ea34a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠莉 | 作成日時:2020年5月16日 0時

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