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nk side
＿＿＿＿＿＿
sh「まぁ、せっかく脱出の仕方教えてくれてんだから、ミッション。やろうぜ」
nk「…そうだね。とりあえずミッションをやるしか、希望は残されてなさそう。」
sm「上手く手駒に乗せられてる気もするが…」
kr「うるさい、やらないと何も変わんないでしょ」
sm「…わかった。」
br「ところでそのミッションってどこにあるの？見当たらないけど」
kn「たしかに。これも自分で探せとか、そういうこと…？」
sh「えぇ、めんどくさ…」
＿『あー、テステス。お伝えしていなかった事項がありました。』
kn「あ、また…」
＿『ミッションは特別な部屋での挑戦となりマス。』
＿『部屋は広場突き当たりマデ。お待ちしておりマス。』
nk「ご丁寧に、位置まで教えてくれたな…広場突き当たりなんて、何も無いけど」
kr「まぁとりあえず行ってみよ？隠し扉みたいなのあるかもじゃん」
きりやんが言ったとおりだった。
広場突き当たりには見た目何も無かったのだが、壁を触ると壁紙の大きなタイルの他に小さな溝があり、そのことに驚いていると急に扉が開いた。
nk「、っわ」
kn「！大丈夫？いきなり扉開いたね…」
nk「大丈夫。ありがと」
目線を移すと、真っ白なその空間が目を掠めた。
さっきから頻繁に雰囲気が変わっていて、こんなのまるで…
sh「こんなこと言いたくないが、ここ、夢みたいな場所だな…」
sm「それってどういう意味」
sh「あぁ、誤解するなよ。寝てるときに見る夢みたいな場所って言っただけ。」
nk「ちょうど、同じこと思ってた。」
sh「だよな。絶対何か裏があるはず…」
そんな話をしながら部屋へ入ると、
バンと後ろの扉が閉まった。
kn「…あ」
＿『ようこそここまで。ここはミッションルームと言いまシテ、ここでミッションをクリアすることで鍵を入手できマス。』
＿『制限時間などは存在しまセンので、心ゆくまでごゆっくり。』
俺らはパニックになって扉を開けようとしたが、扉はびくともしなかった。
急に現実を突きつけられたような感覚になった。
kn「……ごゆっくりって…ゆっくりなんてできないよ」
kr「大丈夫、大丈夫だから。深呼吸して。」
kn「…きりやん。」
br「まだ実感湧かないんだけど…デ スゲームって誰とするの…？」
sm「…俺らだろ」
sh「ほんとにやんのか……」
nk「…絶対ここから出よう。もちろん全員で。」
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作者名：ささみ | 作成日時：2023年1月22日 9時
