マネージャーは猫が好き3

73匹 ページ9

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『昔のこと思い出したついでに教えてあげる。ちょっと忘れてたけど私、喧嘩は少しできるんだよね』




一時期気の迷いで喧嘩ばっかりしていた時期もありましたよ

まぁ、猫たちのいる路地裏に群がる奴らを追い払ってただけだけど。



その時に得た力を田中さんの腹にキメたのは申し訳なかったちょっと苛立ったもんでね･･･。




まぁそんな感じで多少は相手できるでしょ。さすがに勝てるとは思ってない。兎に角めいちゃんさえ逃がせれば･･･



『･･･めいちゃん、私が隙を作るからその間に逃げて』


白井「そんなこと出来ません！！」


『お願い。』


白井「･･････すみません」




謝っためいちゃん。それは肯定の意味だろうと頷いて立ち上がって男たちと向き合った




「うぉりゃあ！！」




拳を上げて走ってくる男たち、避けようと彼らの拳を見つめていた、そのとき



白井「とぅ！」



急に視界に入ってきためいちゃんは飛び上がって真ん中の男の頭を思いっきり蹴り倒した



目を回して地面に横たわる男と、それを見下すめいちゃん



『･･･あ、え？めいちゃん･･･？』


白井「ちゃんと謝ったので怒るのは無しですよ？それに、･･･昔みたいに守られてばっかりって嫌なんですよね」




眉を下げて照れたように笑うめいちゃん


･･････覚えて･･･たんだ･･････

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