マネージャーは猫が好き3

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「A！！！」




腕で首を絞めながら持ち上げられる


目の前にはママと、その仕事仲間の人達、そして1人の男の子がこっちを見ていた


ねぇ、何してるの？早く助けてよ




『ま、ま･･･』


「喋るんじゃねぇ！！黙ってろ！！」




耳元で騒ぐおじさんと、ピタリとほっぺたに触れた冷たいもの



光に反射するそれに顔の血の気が引いた



ナイフ



ほっぺたに突きつけられたそれに怯えながらママたちに助けを求める




「お前も可哀想だよな、あの女の娘だからってこんな怖い思いしてさ？ママのせいでなぁ？可哀想に」




哀れんだ顔をするその男に怒りで涙が出てくるこれは怖くて泣いてるんじゃない！！悔しくてなの！！


でもその男は私の泣く姿にニンマリと笑を浮かべる




「おい女！！今すぐそこで土下座しろ！！逮捕してすみませんでしたってなぁ！お前のせいで俺は彼女とも別れて、家族からも軽蔑され、会社もクビになった！！お前のせいでな！！」




自業自得をよくもまぁいけしゃあしゃあと人のせいに･･････


なんか怯えるのもバカバカしくなってくるほど呆れたその理由に涙すらも止まってしまった



次の瞬間、ふわりと体が宙を舞った
気付くと地面に手が着いていてママが私に向かって叫んでいた




「走って！！！」

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