マネージャーは猫が好き3

76匹 ページ12

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やばいやばいやばい！！！


再び近づいてくる足音に血の気が引いていく

もう終わった･･･ダメだこれ、



なんて諦めた時、私のすぐ横を黒い影が横切った





ニャー





「ﾁｯ､んだよ猫か」

「ここら辺にはいねーみてぇだぞ」

「くそっ！どこ行きやがった！！」




ドタドタと走り去っていく音が聞こえなくなった頃、次こそ私は深く息を吐いた





『クロぉぉぉおお！！ありがとぅ！ほんとに賢いやつだなお前はぁ！いい子だねぇ！後でお菓子たくさんあげるからねぇ！！』






横切って男たちの目の前に現れたのはクロ。
彼の鳴き声を聞いたあいつらは物音の正体がこのクロだと思ったようでこの場を去っていった






抱きしめると呆れたような目で私を見ながらも腕の中で大人しくするクロ


久しぶりに触れた彼はやはり暖かくて、私が記憶をなくしていた頃も変わらず近くにいてくれた彼にはとても感謝している





『ただいま。クロ』



ニャー






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