マネージャーは猫が好き

29匹 ページ29

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谷地 said




あぁ、私はなんて酷い人なんだろう

めいちゃんの言葉に脅えて
Aさんに酷いことばかり。



どうすればいいんだろう

あのAさんの顔
泣きそうな苦しそうな顔

鮮明に覚えている



でもごめんなさい。
私は弱いんです



どうすればいいか分からないんです






白井「……せっかく忠告してあげたのに
あなたって本当に馬鹿よね」




1人で廊下を歩いていると
後ろから聞こえためいちゃんの声

自分の肩が跳ねた


振り返ると不気味に笑うめいちゃんが
私を見ていた



白井「あんな奴、無視しとけばいいのに
そうすればあんただってこんな目に遭わなかったのにねぇ。あの女のせいで可哀想…」



……え？
どういうこと？

めいちゃんは私に嫉妬していたんじゃないの…？



あの女って、Aさんのこと…だよね？


どういうこと？




白井「まぁ、忠告はしてたんだし、約束通りあの女と関わったあんたはこれから辛い目にあってもらうよ？」




ふふっと笑って歩いていってしまっためいちゃん

私はその場で腰を抜かしてしまい
暫く動けなかった



こわい…こわい…
だ、だれか……




たすけて………





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