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「っ！！」
「わっ！……本当にすみませんでした。怖かったですよね、知らない人が家にいて。」
押し入れから飛び出して菊さんの胸に飛び付いた。
華奢に見える菊さんは、実は案外しっかりしているとか、見た目通り落ち着くいい匂いがするとか、安心したとか、無事でよかったとか、思うことが沢山ありすぎて、それが全て涙となってボロボロと頬を伝って流れ続ける。
菊さんは優しく頭を撫でてくれる。
頭を撫でられるのなんて何十年ぶりだろう。
こんなにも彼の顔を見て安心するなんて思ってもなかった。
ただ施設から引き取った人。
家族と言われても所詮保護者となる人で、私はただの居候。
何年後かには社会に出るから、それまでのしばらくの住処。なんて心の底では思っていたのに。
整理できないぐちゃぐちゃな気持ちを涙に変えて私はひたすら静かに涙を流して菊さんに抱きついた。
菊さんはそれを何も言わずに頭を撫で続けてくれた。
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金なし大学生(プロフ) - ポチの飼い主さん» コメントありがとうございます！後々祖国以外のキャラクターも出てくる予定なので誰が出てくるか楽しみに最後までお付き合い下さい！ (4月3日 14時) (
レス) id: e75eea13ca (このIDを非表示/違反報告)
ポチの飼い主 - 最近ヘタリア熱再発したんですけどこの作品見つけることが出来てよかったです。面白くなりそうな予感がします！ぜひ頑張ってください！！更新待ってます！ (3月29日 19時) (レス) @page8 id: 064c9c6d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金なし大学生 | 作成日時：2024年3月29日 18時
