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「……はぁ、」
一通り話を聞き終わった後の一言である。
意を決して話されたのは、菊さんが国自身だということ。
正直言って驚きは無い。へぇ、そんな人たちがいるんだぁって感じ。
菊さんがあまりにも真剣そうな顔するもんだから身構えた分拍子抜けしたというか。
とりあえず、今尚神妙な顔持ちで私の反応を待つ菊さんになんと言ったらいいのか。
こういう時、今まで人と最小限にしか関わってこなかったツケが回ってきたのだと感じる。なんと言えばいいのか分からないのだ。
「えっと、、、ほんとにおじいちゃんだったんですね」
「え？」
あ、間違えたかも。
菊さんがよく自分のことおじいちゃんとか言ってたの、ほんとにおじいちゃんだったんだなってふと思ったんだけど、今言うことじゃなかったっぽい。
ぱちぱちと瞬きする菊さんに慌てて返答の言葉を考える。
「……怖くないのですか？人の姿をしていますが、確実に人とは違う私のこと。」
「……あぁ。」
なんだ、心配だったのか。
菊さんは私に否定されること、拒絶されることを怖がっていたのかもしれない。
落ち込み気味に俯く菊さんに少し呆れる。
「菊さん、忘れてませんか？私、お化け見えるんですよ？」
「え、えぇ。そうでしたね。」
「人じゃない者がいる世界は見慣れてます。でも、菊さんはそいつらと違う。私の家族ですよ？どこに怖がる要素があるんですか。」
あんなに私に優しくしてくれた菊さんを誰が怖がるんだ。誰が嫌うんだ。
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金なし大学生(プロフ) - ポチの飼い主さん» コメントありがとうございます！後々祖国以外のキャラクターも出てくる予定なので誰が出てくるか楽しみに最後までお付き合い下さい！ (4月3日 14時) (
レス) id: e75eea13ca (このIDを非表示/違反報告)
ポチの飼い主 - 最近ヘタリア熱再発したんですけどこの作品見つけることが出来てよかったです。面白くなりそうな予感がします！ぜひ頑張ってください！！更新待ってます！ (3月29日 19時) (レス) @page8 id: 064c9c6d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金なし大学生 | 作成日時：2024年3月29日 18時
